社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

稲川怪談 昭和・平成・令和長編集

あるビルの屋上の一角には絶対行ってはならない、足を踏み入れてはならない。
万が一踏み入れたら出禁。
・・・という話を聞いて「ははぁん謎の祠が祀られてたり謎の声が聞こえたり怪異があったりするんだな?」と思ってしまった怪談スキーである。
実際には柵が無かった、という。
少しでもふらついたら転落するんである。
其れは絶対行ってはならない。危険である。

「稲川怪談 昭和・平成・令和長編集」(稲川淳二講談社文庫)読んだ。

こないだの「昭和・平成傑作選」とは違って長めの話。
sociologicls.hatenadiary.jp
「はじめに」に

どうやら、「開かずの間」という言葉には、見てはいけない、知ってはいけない、言ってはいけない、「禁忌」という意味もあるようです。(p.4)

とある。
此の本を読むのは、「開かずの間」を開けるようなもんなんだろうか。
稲川さんと一緒だから心強いけども。
一気に読んでしまった。
「樹海の声」はあの切羽詰まった感じを稲川さんの語りで聴きたかったかもしれない。

斜めってるマンションの怪異、結構あらへん?
斜面に建ってて、見る方向によって何階建てか違うやつ。
精神面に影響しそうだと思うが、其れだけじゃなく色々誘発してしまうとか?
風水的にはどうなんでしょうね。

どうでもいいニュース:
最後らへん、ページ上の章タイトルが「傑作短編集」となっていて何故かびびる。
びびり過ぎである。