社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

瞬殺怪談 鬼幽

9mm新ツアーグッズ、「TIGHTROPE」に絡めて縄出すなら縄っぽいシールドあったら良かったのに、と思っていたらそんな人が他にも居てはって安心。

「瞬殺怪談 鬼幽」(平山夢明ほか/竹書房怪談文庫)読んだ。

きゆう・・・きゅうー、という事か。
杞憂ではなく。
満遍なく怖かった、というか惹かれる話があった。
惹かれる事自体も怖いな、怪談なので。
当人がえらい淡淡としてはって「怪異に遭遇しても、現実としてはびびってる場合じゃないし慣れちゃうのかもなー」な話もある一方、「いや其れもう洒落になんない位めっちゃやばいやないですか、文章から滲み出てきてるやん」な怖い話もある。

気になった話等。
沢山ありますな。
・うるさかった話
怖い話が気になってたんだろうか。
「口コミの女」もだけど、うるさいのは厭なんだろうか。
怪異だって静かに暮らしたいかもしれないし、いきなり大声上げられても困るのは一緒か。
逆に「謝罪」みたいにうるさくして怒られる話も。
・殴り上戸
「怪談作家になる方法」もだけど、此の話に手を加えたら落語になりそうである。
・ジャベリンの男
スケールでかない?
って、武器の方想像していたけど、やり投げの方である。
こんなんいきなりやり投げられたら怖いやん、”予兆”なのだとしたら其れは其れで怖いやん。
・霊山帰り
お経動画、間違えなくてよかった。
他所でやばいお経動画流しちゃった人の話あったもので。
其れも本来(?)のお経動画流して解決したんだっけか。
・古民家の子ども
別次元の話し手さんが此の次元に逃げてきたのが幽霊に見えるとか・・・!?
万が一お祓いしたらどうなっちゃうんだろう・・・。
・幻の達人
実は神様的な存在で、”何か”を祓ってくれはったんやろか。
・緊急ボタン
「緊急ボタンがあるなら押したかった」のかもしれない、誰とは言わないが。
・桜
怪談には珍しく美しい
・時間厳守
自分だったら「ちょっと早いけどええねん!だいたいで!」って言い返してからハッ!となりそう。。。
・紋
寄席にこういう話いっぱいありそう。
花月だったら話盛られてオチも付けられてそうである。
・きづかい
「マスクしてないから生きてる人じゃない」みたいな話もあるけど、此の話みたいに時代に合わせてアップデートする怪異もあると思うで。
「あいさつ」みたいに、相手側の人間の反応見て覚えていってそうな気もする。