社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

暗獄怪談 或る男の死

訃報へのスパム&反ワクの湧き方が酷くて、「・・・何でお前等じゃないんだろうな」と不穏な事考えちゃって、どうもいけませんね。。。

「暗獄怪談 或る男の死」(鷲羽大介/竹書房怪談文庫)読んだ。

前作が厭怖かったんだが
sociologicls.hatenadiary.jp
今作はややマイルドに感じられた、水晶のブレスレット握り締める必要は無かった。
怖いというより、想像がばーっと出てくる。
色々と「こういう事ちゃうか」等と想像しちゃう。
靴を顔に打ち付ける幽霊とか、「もう成仏してもいいんだろうけどあの子に姿見せてやらないと寂しがるだろうと思って」ってなお母さんとか、想像しちゃう。
ああワッシュさんも酢豚にパイナップル容認派だったか(よかった)とか。
そっちの座敷犬か!とか。
超ハッピーじゃん!めっちゃ良い飼い主さんなんだろうな、だからこういう怪異が起こる。
恐らく大谷翔平好きなのかな?な野球少年は少年らしい怪異だがちょっと気持ち悪そう、痛そうである。
怖い通り越してえぐい話も勿論ある。
収録されている怪異から、1本のホラー映画が生まれそうというか。
最後に収録されている話はそういうモノが”然るべき”所に渡った、という事なんだろうか。
そんな事を考えた。
真っ当な霊能者的な人だったら、命を落とさずに済んだんだろうか。

其の他気になった話等。
・おふくろの味
誰かの記憶が混在したとか?
読んでいて「あれ?」と一瞬思いはしたが、まさか其処から全部そうなる・・・?
余談だがめっちゃ前にワッシュさんがブログで紹介してはったカレールーには未だにお目に掛かれてない。
東日本限定だったんだろうか?
・スローフォワード
”この世のルール”とは・・・。
話自体はラグビーのルール的に反則、だがもしラグビーのルールに反則じゃなくてもこの世のルールに反則な怪異だったとしても厭やん。
ていうか兎に角痛そう。御無事で何よりである。
こんなんで頭打って後遺症・・・とかあったら厭やん。
・小鳥にひかれて
試し読み可能なやつ。
試し読みした時は「他所んちの御参りもええけど、まず自分とこからやで」って事?と思ったのだが、再読した時に「うちの子孫に手ェ出すな」って事?と。

”ちゃんとした怪異”についてちょいと出て来たが、此の本に収録されている時点で立派な”ちゃんとした怪異”なような気がする。
プロが選んでるんだし!

どうでもいいニュース:
ワッシュさんはお酒飲みはらへんのや、と思ったが取材だもんなぁ。