社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

「超」怖い話×中山市朗

神戸新聞」は未だマシな方よ、偏ってない方だよ。
・・・と言った翌朝の1面下広告、思想が偏り倒したorトンチキ医療な某新書、言っちゃいけないけど「しね!」って口から出そうだった。
キャッチコピーが「つまらない本は売れない!」って、自己紹介なのか?

面白い本の話をしよう。

「『超』怖い話×中山市朗」(中山市朗、松村進吉、深澤夜/竹書房怪談文庫)読んだ。

「『超』怖い話」シリーズ、「新耳袋」「九十九怪談」シリーズがコラボしたらこうなった。
「『超』怖い話」シリーズは詳しくないので、解説で色々知る事が出来て良かった。
影響し合ってたんだな。
ただ、各シリーズと今の実話怪談って随分変わってきたような・・・どうなんだろうな。
「超」~の方の系譜を引いてるんだろうか。あまり読めてないから知らないが。
中山さんと稲川淳二って共演・交友あったんだな。
稲川さんの本を読んだ後なので一部の話がオーバーラップした。
稲川さんが連れて行かはったバーは恐らく稲川さんの経営してはったお店だと思う。
同じ怪異じゃないと思うけど、多分あの話のアレかな、と。
深澤さんの「開かずの間にて」は読んでいて稲川さんの長編集の方の「はじめに」を思い出した。

其の他気になった話等。
・人魂談義
続く時は続く、というか人魂も様様なのだな。
「今度その男が出てきたら、犯人は誰だと聞いておいてください」というのが何となくユーモラスな気もする。
・未読スルー
そんなDMの使い方あるのか・・・困っちゃうよねぇ。
そんだけ愚痴られたら最後の一言みたいなん言っちゃうよな、と思って読み返したら其の前から。
・無題
訳が解らなくてもう、ね。そういうのはめちゃくちゃ怖い。

そして他にも怪談本を読んでいた。
・怪談和尚の京都怪奇譚 積徳の旅篇(三木大雲/文春文庫)

「気をつかわない事に慣れてしまうと、人と接触する事が今まで以上に煩わしく感じたり、そもそも相手に気をつかうという事を理解できなくなってくるのではないか、と思うのです。」に成程と思った。
気を遣い過ぎて逆に気を遣わない事と等しくなってしまっていると思う事はあったが、其れ以前だったのかもしれない。
・北の怪談(田辺青蛙、匠平、木根緋郷/竹書房怪談文庫)北海道の怪談って随分沢山色んな方がお書きになって本も出てるというのに、まだまだあるのか・・・凄い。
其れだけ色んな念や縁のある土地なのか、広いし。
前から思ってるけど匠平さんの文章は「取材している体で〜」って前置きは無くて良い、「〜から聞いた話」ってするっと話に入って良いと思う。
語る場合にはそんな風には仰らないでしょうし・・・いっっっつも引っかかる。
後のお二人が”読まさる”文章なだけに尚更。。。