社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

実存アンプラグド

「実存アンプラグド」(1)(漫画:まさやかな、原作:小森さじ、企画:伊藤隼之介、監修:萬屋博喜/ジャンプコミックスプラス)読んだ。

珍しく紙で買った。
内容が内容だけにスマホだと読みづらい。(ジャンプラで連載も読んでるけど)

言いたい事があり過ぎた哲学者が現象界(要は此の世界)に戻ってきてしまった世界。
東京・中野でキルケゴールがバンドマンやってる、という。
楽器持って歌ったら「どんなに面白みのない思想であっても人々は大真面目に聞いてくれる」、と。
アンプラグドと言いつつめっちゃエレキやん、プラグドじゃん・・・というツッコミはさておき。
1話のキービジュアルがデヴィッド・ボウイの「HEROS」なのがポイント高い。
キルケゴール解ってたら面白いんだろうな、ツッコミポイントも込みで。
理論社会学に手を出してたけど、哲学迄は手ェ出してなかったもんで・・・。
名前だけ知ってる!でも十分面白い。
ズレてるのに微妙に現象界に馴染んでるキルケゴール、真っ当に居酒屋で働くジョン・ロック・・・。
哲学者の肖像画ってどうにもおじさんじゃないか、其れが今時の絵のイケメンになってるのも面白い。
キルケゴール、イケメン。
帯が小野大輔なんだけど、映像化の暁にはキルケゴール小野Dがやるんだよなッ!?えぇッ!?マイメン読んどけよッ!?何なら送り付けるぞ!?
・・・取り乱した。
でもソクラテスはおじいちゃん風味なのよね、いやちゃんと登場したらイケメン化してるんかもしれん。
楽器持つ絵へのツッコミはあんまり無い。ちゃんとしてる。
だから安心して読める訳で。
こうして読むとロック(音楽のね)と哲学って相性良かったんだな。
哲学への取っ掛かりになれば良いな。

しかし何処まで続いていくんだろう。
個人的にはニーチェハーバーマスブルデューデュルケーム辺り*1をお願いしたいし、東洋の哲人編で孔子と対バンしたら面白いよね。
何とかメンバー揃ってライブ演るとこ迄、続けば。
やー面白いけどどう続くかわかんないじゃん、ジャンプラ。
「バンオウ」はもうちょっと続くかと思ってたし「オサム」も割とあっさり終わってしまった。
描き切って終わったんだと思うけど、「オサム」はもうちょっとネタあるじゃん。ダークになるのか。
一方で「え、未だ続くの・・・?」ってのもあるし。

最近読んでるWeb漫画の話もまた纏めておこう。

どうでもいいニュース:
恩師と出会う切っ掛けになった特別講義がガチの理論社会学だったんだが、ゆるゆるフルーツオレ飲みながら授業受けて「かっこいいから」と卒論タイトルに「ディスコミュニケーション」の言葉入れたら真っ先に其の定義を突っ込まれた。
一方で同じ授業受けてた人の卒論が「時間とは」みたいな「其れ、哲学やろ・・・」って内容だった。

*1:し、知ってる社会学者・哲学者挙げただけなんじゃないからね・・・ッ