社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

おなかがすく話

職場近所のコンビニ跡地の「⚪︎月⚪︎日オープン!」って一体何がオープンするの?
・・・別のコンビニだった。

「おなかがすく話」(小林カツ代河出文庫)読んだ。

カツ代さんって、主婦の料理研究家の走り、だったのかな。
(恐らくそうだろうと思うが、もしかしたら更に先達が居てはったんかもしれないと思って)
本自体は1996年に出版されており、文庫版は其処にお弟子さんのコメントが追加されている。
コメントがエッセイの味わいをより深くし、面白くしている。
いい師弟関係だったんだなぁ。

明治のコロッケーに挑んだり、おふくろ達がおふくろの味食べたり、作る方も食べる方も探求心ばりばりである。
風邪でしんどい時にわかめ入りのワンタンスープ作ってはるけど、中医学・薬膳の勉強されたスタッフさんから見ると理に適っているのだそうだ。
身体の欲するものがちゃあんと効いているんである。
すごい。
自分も風邪ひいたらワンタン作ろう・・・って元気ばりばりの時でもにら・しょうが入りで肉だねもワンタンも手作りのワンタンスープを作る元気は無い(笑)。

時短について書かれたとこのお弟子さんの話で「正直言って肉の中心部に火が通り安全圏は10分だと思いますし」とある、最低でも10分は掛かるようである。
今だったら電子レンジで何とか・・・で時短もあるが、「電子レンジで全部やっちゃおう」や火が出ないIHコンロってカツ代さん的にどうなんだろう。
IHはなんだかんだでめっちゃ使いこなしてはりそうである。

其れにしても美味しいものを見つけるのが得意、調理が得意な方って文章も上手い、面白い。
こないだの平松洋子さんとか、山本ゆりさんとか。
sociologicls.hatenadiary.jp
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山本さんは喋りも面白いよね。

どうでもいいニュース:
塩ぶりが気になったのでググってみたら、今は切り身で手に入るみたいだが、果たしてカツ代さんの求める塩ぶりなのだろうか・・・。