社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

怪談売買録 死季

こないだ職場で雑談していて「え、ロック好きなん?そんな風に見えない」と驚かれた。
どんな風に見えてはったんやろ。。。

「怪談売買録 死季」(宇津呂鹿太郎/竹書房怪談文庫)読んだ。
怖いので書影なしです。
本家の怪談売買所で集めた怪談の数々。春夏秋冬再び春、で”四季”もとい”死季”。
時には出張買取も。
数珠繋ぎだけど、そう繋がなくても良いのでは・・・とちょっと思ったが、此れも味のうちだろう。
もしかしたら後に「阪急沿線怪談」に収録されたのと同じ方の話もあるのかな。
震災絡みは読んでいて胸が痛む話もある。
東日本大震災と比べて怪異が語れるのが少ないだの何だの言ってた奴はこういう話もちゃんと読んでくれよな)

・良い守護霊さん
足のツボ押して貰えるのは有難い・・・けど、収録されてる話の通りだと怖いやんな。
悪い気も解してくださったんだろうか。
・母の憂鬱
お母さんとしては複雑だよなぁ・・・どうしようもない話ではあるけども。
出張中に何も起こらなかったのか・・・とはちょっと思った。
「自分らの事どう話されてるんやろ」とか聞いてはったんかもしれない。
不愉快な話だったら其の時に出てきてはりそうというか。
・雨の日の午後
ほんっとに不思議な話。そして神神しい。
しかも一度だけじゃなく二度というのが。