社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

ふしぎな話 小池真理子怪奇譚傑作選

平日なのに起床に失敗して頭が軽く痛い。

「ふしぎな話 小池真理子怪奇譚傑作選」(小池真理子東雅夫・編/角川ホラー文庫)読んだ。

「家が呼ぶ 物件ホラー傑作選」で読んだ小池さんの短編に惹かれて、読んでみたくなった。
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あくまでも怪奇譚である。ホラーとはちょっと違う。
「律子慕情」シリーズの「恋慕」「花車」「慕情」の、色気がありそうであんまり無く、怪奇と共に物悲しさがふんわり漂ってるのが却って良かった。
色恋官能有りも怪奇譚らしくて良いけど、そんなんばっかりでもなぁ・・・という気がするので。
「午後のロマネスク」から収録されている作品は短い、其の短い中で展開していくのが見事だなぁ。

短編集として纏められた物も、傑作選として違う纏め方がされると、きっと違う面白さ不思議さが出てくるんだろう。
(生憎収録元の短編集は読んでいないが・・・)