社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

聞コエル怪談

中古車絡みの怪談、あるじゃないですか。
持ち主が次々と事故る、1人で運転してるのに助手席に人が居るのを目撃される・・・等。
其の内ビッグモーターが絡む話が結構ありそうだな、と事故車なのを隠して販売してたというニュースを見て考えた。

「聞コエル怪談」(加藤一・編著/竹書房怪談文庫)読んだ。

「聞コエル」とあるので音に纏わる怪談アンソロジーかな、と思っていたが「音楽怪談」という感じである。
竹書房怪談文庫なのに、面子が面子なのに、ほのぼのした表紙ですな。
面子が面子だけに(しつこいな)覚悟して読んだけど、あんまり胸糞悪く無くて良かった。
「空で待っている」「友達ラジオ」「葉っぱ」みたいなほのぼの、ほっこり(本来の意味じゃない方の)した話もある。
絶対音感は辛いよ・・・だけど”遭遇”してでも欲しいって人はいらっしゃるのかもしれませんな。

其の他気になった話等。
・絶対に触れない
ノイズ入っちゃうなら剥がす人もいらっしゃるでしょうな・・・というか逆じゃないんだ。
謎のノイズが乗るから貼る、貼りまくる、みたいな。
ははあん、効果が薄れてきたからノイズ乗っちゃったとか?
卓に木材置くだの(ちゃんと音が良くなる部材があるんだそうだよ)水晶置くだのって、時たま聞く。
音って振動だもんなぁ、色々あるんだろう。
・ある曲の裏側
ちょいちょいある話・・・って誰だろ、此れ。
・稽古する
神様が演奏してはるんやろか。
とすると、「稽古を付けて貰いたい」という心意気やヨシ!てな具合ではないだろうか。
・肝試し
此れは遭遇したら怖い。
こういう話がわんさか収録されてるんだと思ってた。