社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

奇譚蒐集録 弔い少女の鎮魂歌

現時点で2~3日に1冊読めるかどうか、という感じ。
何だかんだでほぼ毎日、此のおばか日記書いてるけどペース落ちると思われ。
本読んでなくても書きたい事は沢山あるのだが、ちょっと余裕も無く。
積読も増えている、「積読とは自分の為の図書館を建てる事」という話をツイで見かけたが、図書館が拡張されつつある。。。
多分夏の文庫フェアでわっさわさ買うんでしょうな。

「奇譚蒐集録 弔い少女の鎮魂歌」(清水朔/新潮文庫NEX)読んだ。

時は大正、「鬼に会いたい」という帝大講師と書生が南方の島(琉球とか出てくるから、だいたい沖縄らへん?)の変わった弔いの儀式の調査にやって来る。
死体の手足を切り離していく、というなかなかに凄まじい。
其れを少女がやるんだよ・・・蔑まれてもどうなっても、やんないと死んだ人が鬼になってしまう、という伝承が。
其の少女は謎の青い痣が出来てくる、そして18歳になると「天の川(ティンガーラ)を渡る」という。
こういう謎の地域の謎の伝承・風習が出てくる民俗学ミステリー、読んでみたかった。
・・・但し、あんまり”ミステリー”では無いかもしれない。
青い痣が出来る謎や伝承・風習の正体という謎が提示され、主人公達が解くという意味ではミステリー。
真の目的が隠されている所とか。
でも弔いの儀式やってる最中になんかえらい人が死んで生首ゴロゴロ、或いはイレギュラーな事態になって「あんたら余所者が来たからッ!」みたいな事にはならない。
事件らしい事件は起こらない。
どっちかというとファンタジーか。
「あの人が実は」はミステリー的に予想して「やっぱり・・・」だった。
「天の川(ティンガーラ)を渡る」等は、もうちょっと捻りがあるかと思ってた。

物語の世界観は好きなので、余裕あれば続きも読んでみようと思う。
次は北の大地らしい。

どうでもいいニュース:
一番最後の最後読んでて「御骨奇譚」じゃないんかーい!と思ったが、此のタイトルに解題されたようである。
シリーズ物になるなら「奇譚蒐集録」の方が良いのか。