社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

滋賀怪談 近江奇譚

行きたい場所も、また行きたい場所も増えるばかりである。

「滋賀怪談 近江奇譚」(旭堂南湖竹書房怪談文庫)読んだ。

滋賀の歴史・地理の紹介と共に怪談が語られる。
読んでくと滋賀について詳しくなれそうである。
琵琶湖って移動してたのか・・・。
聖徳太子の納豆の話は初めて知った。
表紙の飛び出し坊やが何とも不思議な味わい・・・と思ったら色々飛び出し坊やに纏わる怪異が。
生活に密着してるもんなぁ、怪異がなんぼあってもおかしくないですからね。
信楽の狸やコスモスの話など、怪異ほのぼの話もある。
ほのぼのもよろしいな・・・って読んでたらえぐい話も。
えぐいから敢えて講談にしはったんやろか。
講談は読むのもも良いけど、矢っ張り”聴く”方が良いような・・・めっちゃ怖さ増してそうである。

印象に残った/気になった話等。
・願いは叶う?
願い事のスケールがでかすぎたのかな。
めっちゃいい人そうなので叶って欲しいが。
・湖南の猫
「食べたらあかんで」はオカルティな理由かと思って読んでた。
猫でもないとしたら一体・・・でも何処かほのぼのとしている。
・綿向山の黒い靄
矢鱈めったら叩いちゃいけない鐘だったんだろうか。
何らかの由縁があるとか?
巻き込まれた御夫婦が可哀想な・・・。

講談はお正月のNHKお笑い番組でしか観た事が無い。
機会があれば。

どうでもいいニュース:
「生活に密着してるもんなぁ」と打ちながら「打首獄門同好会」の歌にならへんかな〜とちょっと思った。