社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

怪談四十九夜 病蛍

毎年、期末に棚卸として機材の有無をチェックするんですよ。
入れ替わりのあるもんではないので、棚卸一覧にもチェック対象にも変化は無い、筈。
何なら棚卸でチェックするから何処にあるか把握してる機材がある。
なのに毎年「此れ、何処にあったっけ」と迷う。
今年に至ってはどうしても見つからないのがあり、ダメ元で適当に裏返したら、あった。
今迄そんなとこもそんなものも見た事ないんですが。一体いつの間にそうなった?
そして、そんな感じで毎年1つ見つからない。
・・・此れって怪異になりませんか、なりませんね、そうですよね。

「怪談四十九夜 病蛍」(黒木あるじ編/竹書房怪談文庫)読んだ。

書き手によって全然違うけど、怖さ(&面白さ)は安定している。
ワッシュさんのお書きになるミステリーショートショートを読んでみたい気もする。
「黒いガラケー」は色々想像してしまう・・・霊的に怖いとも人的に怖いとも。

気になった話。
・加護の消えた書店
何が駄目だったんだろう。
ワックス塗布で何かやらかしたのか。
”頃合い”だったのか。
・鬼
渡辺綱強え。
そういえば渡辺家の人は豆まきしないんだっけか、「渡辺」という家には鬼が来ないから。
・川を歩く
河童の話。
しょっちゅう歩いてはるんかしらん。
歩いてはるんも謎だけど人の姿借りてるっぽいのも謎だし借りてる相手に夢見させるのも謎。
夢は借りたお返し?
ふしぎ!

もしかして小説宝石2022年4月号のワッシュさんの作品がミステリーだったりするんでしょうか!?
知らんけど。気になる。

その他怪談を色々。
・静岡怪談/神薫
たぬきの話、龍の話が面白かった・・・面白かったというのも何なんだけど。
宗教押し売りの話は正直「ざまあ」って思った。
静岡は東西に長いから地域によって個性ありそうだが、其れは怪異にも影響あるのだろうか。
・怪談五色 死相/平山夢明、我妻俊樹、岩井志麻子、小田イ輔、福澤徹三
福澤さんの好きィ。
新興宗教の押し売りももうちょっと考えてやれよな。
そんな「先祖が子孫苦しめる」みたいな事言われて「じゃあ」って縋るのもどうかと思うし、そうやって脅さないとダメなやつは逆に罰当たりなような気がする。