社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

パプリカ

昨日は夜の血圧測って「これやったらしゃあないわ」と血圧手帳書いた所でTVの画面が変わった。
Jアラート怖かった。
あんなもんぶッぱなす余裕あるなら自国民にたらふく食わせてやれ。
環境運動家自称する輩は絵画に要らん事するんじゃなくて太平洋に色々ぶち込む国に怒れ。
二酸化炭素吐き出しまくりだし海洋生物だって怖いだろう。
ばーかばーか。

「パプリカ」(筒井康隆新潮文庫)読んだ。

米津玄師ではない。こっちも好きだけど。夢探偵・パプリカとしても活躍するサイコセラピスト・敦子の同僚が開発したDCミニを巡ってどったんばったん。
精神内部を走査・観察できるサイコセラピー(PT)機器がある世界だが、DCミニであればケーブル無しで他人の夢に接続出来るが、PT機器を使う第三者が傍受出来てしまうかも・・・そして夢と現実が入り混じって、更に嫉妬やら恋愛性愛感情やらも絡んで来るからさあ大変。
夢の中で現実に存在するDCミニを回収出来る、代わりに夢でやられれば現実世界でも被害を被る。
眠ってしまえば誰かの夢が雪崩れ込んで来て戦う事になる、目が覚めれば・・・イヤン
分裂症の夢も混じってくるし・・・何ちゅう事してくれとんねん。
とはいえ、細けえこたぁいいんだよ!
敦子達が夢と現実に呑まれていくのと一緒に、読んでるこっちまで呑まれていく。。。
案外女性に対して手心加えてくれてるかも。
・・・と思ったが全くそんな事はなかったね!
なんだかんだで現実では抑えが効いてるのが、夢が混じって来る事で全部ドバァンで容赦無かった。
容赦無いんだけど、何処か快感でもある。
其の全てが筒井康隆だなぁと。
此れが読みたかったんや。

最後はハッピーエンドなようで、ちょっと切ない。
全部夢だったのかな・・・何処迄が夢だったんだろう。
二人の会話も何処迄現実なのか、夢なのか。

どうでもいいニュース:
よく考えたら地味に筒井康隆歴長いのでは。
「薬菜飯店」の文庫版読んで以来、読んだり読まなかったり最近ちょっといっぱい読んだり。
読んでる作品数や読み込み具合は大したこと無いけど、読み始めてから現在までの継続年数は長い。
阪神淡路大震災前から今でも読んでる作家ってあんまり無い。
京極先生でも1998年からだもんで。