社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

黄金蝶を追って

休日は朝ゆっくり、たっぷり寝たい。
しかし此処んとこの寝起き頭痛が酷くて起きるのが、即ち寝るのが怖い。
今朝は軽い目眩以外は大丈夫だった。

「黄金蝶を追って」(相川英輔/竹書房文庫)読んだ。

昔の作品の復刊かなーと思って手に取ったが、そういう訳ではなく最近の作品である。
そういうのも竹書房文庫で出るんだ。
いいぞもっとやれ。
最近なのでDX推進モデルとしてコンビニ業務にAI導入しまくった店と色々あって島流し的に店長になった上にそういうのを受け入れざるを得なかった男の話がある。
こういうAIだったら導入して人間と共同でお店回したらええんちゃうんかな、でもAIも大変そうだぞ。
結果残せなければ廃棄される可能性もあるのだ。
で、此の時の恩返しが別の話で成される。律儀。
ど定番な話(歌舞伎の演目を元にして書かれた話)だからか、其の話の方がうんと未来の筈なのに、最初のコンビニの話の方がより未来っぽい感じがする。
他にも日曜日と月曜日の間に1日ある話、魔法の鉛筆の話等。
どの話も日常のちょいと先にある不思議な話だと思う。
全体的に文章は冷んやりしてるのに、何処かほわっとあったかい。
ノストラダムスの大予言の話もある。
そういえば「世界ぶっ壊れてしまえ」「どうせ滅ぶんだ」みたいな人ちょいちょいおったな。