社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

予言怪談

ダイブ・モッシュ問題で「禁止って言葉じゃなくてもっと違う言い方を〜」みたいな意見を見た。
「禁止」って言われても物理的に止められないからやってるような状態だったら、「めっちゃ禁止」「超絶禁止」「厳禁」って言われても何だかんだ言ってやるんじゃね?
下手すりゃ死人出る迄・・・出ても「うちは関係ない」とか言う奴出そう。

「予言怪談」(田中俊行、他/竹書房怪談文庫)読んだ。

なんで首が長いんだろう。
というか、初っ端の柿の話から怖いじゃんよ。
田辺さん過去最高に怖え。
雨宮さんの骰子の話も怖い。
予言に纏わる話が怖いのは、話自体が怖いだけじゃなくて先の不安を容赦なく刺激してくる、そうして読む人に差し迫ってくるからか。
あと予言で先が解れば何らかの手を打って回避出来る・・・とは限らないのも難しい所である。
ズレると大きな歪みが起きてしまうとか。
もしかしたら予言が的中するより厄介なのかも・・・どうしたらいいんだろうな。
仮に解るとしても「?」であって後から答え合わせのように「あの時の」となるのだと手の打ちようもない。

郷内さんのお書きになっている話、凄い。
親子孫三代、其其に怖い体験をされていて、もしかして此の場所って・・・と想像したりしながら読んでいたが、そっちかー!みたいな。
そして其其が繋がっていく、何故繋がるのかは解らないという巡り合わせが凄い、怖い。
更に一連の話を聞いて書かれている郷内さんに迄・・・。

其の他、気になった話等。
・本物
若し2021年だったら、何か見えてはったんやろか。
・虫の知らせ
解らないなりに検知して動けるの凄い、御当人も不安だったろうなぁと思う。
・予言に関する体験二篇
職業柄、感覚が研ぎ澄まされていくという事もあるのか・・・。