社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

愛について考える毎日

逃げたい・・・破損した音楽データのサルベージとアプリ取込作業から。
めんどくさいし上手く行かな過ぎて泣きたい。

「愛について考える毎日」(矢野顕子/角川文庫)読んだ。

1992~1997年の月刊アッコちゃん。
「海外生活者にきくほしいものリスト」が月刊アッコちゃんならではだなと思う。
矢野さんというか坂本家の実生活から生まれたテーマって感じが強いし、各国色んな人に聞けるのが矢野さん、角川書店らしい。
「旅に出る時に風呂敷を持っていく」「まきすの代わりに濡れ手ぬぐいでカリフォルニア・ロールを巻く」「風邪をひいたらはちみつとアップルサイダービネガーを入れたのに水を注いでぐっといく」等実用的な話もあるぞ。
最後のやつ、飲んだらゲホゲホ言いそう、抑もアップルサイダービネガーが手に入るのか。
アイルランドのミュージシャンの仰る話だから、アイルランドならふつーにあるのかもしれない。
ケチか浪費家か・・・という話のコメントで秋元康が「僕たちの仕事は無駄がないといけないと思う」とあって、成程とは思うものの、AKB以降の商法やら何やら見てたら非常にモヤモヤする。

1990年代、既に高校野球の「大新聞・テレビが必要以上に大きく扱い、無理にストーリーを作り上げてしらじらしい」って仰る方があったんやな。
2020年代も未だに変わらない・・・ちょっとずつ変わっていってるのか、やっと。
矢野さんのツアーで託児サービス有りのコンサートした話もある。
最近は子供連れでライブ、という話も見聞きするので、時代先取りしてたんだなー。
「結局は他のお客に迷惑をかけない、という、親の責任において、成り立つってことですね」と締められている。
其処んとこ、どうだろ。

老化の話も出て来た。
吉川晃司が「感じた事はないが、考えた事はある」「俺は、いったい、いつまで、夢ばかり捜せるだろうか」ってめっちゃかっこいい。
声の老化、めっちゃ気になる。
「声帯に負荷をかけない発声法を身につけることが大切」「若い時から休まず、よい発声法で歌い続けていれば、発声器官の諸筋肉は老化をまぬがれ」「歌唱による筋肉運動が、特に高齢者の健康を保つ最大の原因になる」らしい。
矢野さんの声が今でも朗朗としてらっしゃるのは、其れが出来てはるからかな。

荒俣さんの幻想少女漫画気になる。
何処かで読めないものだろうか・・・。

漫画と言えば。
軽音時代に人に貸したら紛失された(盗られたじゃないだろうな・・・?)ベスト盤に付いてたブックレットの「いいこ いいこ」by江口寿史に再会出来た!

「おとうさんも・・・」で坂本龍一が混じってるやつ。

もう1冊「街を歩けばいいことに当たる」もある筈、読んだ筈・・・と思うのだが記憶が怪しい。
実家からは発掘されなかった。