社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

愛をつれて会いに行こう 月刊アッコちゃん2

感想って、上手く書こうとしなくて良いと思う。
「良過ぎて良かった」だけでも、其の人の想いが伝わる、残るなら。
上手く書いた感想の良さもあるし、上手いかどうか不明な感想にも滋味があってよろし。

「愛をつれて会いに行こう 月刊アッコちゃん2」(矢野顕子/角川文庫)読んだ。

印刷工場の話が面白い、というか見学系はどれも面白い。
よく考えたら生活密着型連載なのだった。
ピアノを弾いてない、歌ってない矢野さんが新鮮なような。
畳み方の話もあるよ。
手ぬぐいの畳み方は、今ならググってどっかで見られるだろうか。
「こんな嫁に来てほしい」っていうのが今だったらあんまり無さそうな感じである。
やんわりふんわりしてるけど、本音凄いんかもなー石原家とか。
「こんな嫁が来てくれました」って坂本母上の話があるのが凄い。
此の後の色々についてはどう思ってはったんか気になる。

編集部員1日体験が面白い。
編集長の健康づくりも部下の仕事、とか。大変である。
火浦功って非実在説あるけど、編集部員の矢野さんが連絡取ってはるから実在しはるんやね。
でもよく考えたら直接やり取りしたりコメント出したりしてるの、奥さんだ。

其の他、ナンシー関をお家に招いてお子さん達と消しゴムハンコ彫ったり、窪田晴男と楽器店行ったり。
後半のコメント見てたら、めっちゃギター安い。
1ケタ万円とか。今もうちょっとするよなぁ。
シンセも音色をデータで売ってた時代である。
SY-77買った時に音色のカードを貰ったけど、うまく差せなくて結局使えなかった。

JAPANが付く前のXにも話聞いてたのか。
楽器の件もだけど、色んなミュージシャンについては月カドの取材の時に併せて話聞いてたんかな。
・・・って当時の月カドにミュージシャンがどれだけ登場してたか知らない。
文芸誌にしてはミュージシャン出てるかな、って感じだったような。
一度だけ買った、そん時はピエール瀧が「さらばシベリア鉄道」の話してはって、うろ覚えだけどアレをカラオケでやりたいと思って現在に至る。

「お宅の困りもの」で困りものを挙げるのではなく、逆にこういうものをよく貰うとかファンからの手編みセーター全部着てるとかを挙げるマネージャーさんの話で風間トオルの印象爆上げした。
今どうしてはるんかしらん。

どうでもいいニュース:
盲導犬って今も海外には沢山居るんだろうか。
謎に動物愛護訴える輩が「犬を酷使するなんて!」って勝手に五月蝿くしてそうだなぁと思って。