社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

領怪神犯2

プリキュアの話したら世代バレるな・・・。
どのプリキュアかもだけど、小さな/大きなお友達だったか、親側だったか・・・。

「領怪神犯2」(木古おうみ/角川文庫)読んだ。

此の続き↓
sociologicls.hatenadiary.jp
領怪神犯特別調査課が未だ領怪神犯対策本部だった頃の話。
2作一気読みするか、前作を手元に置いて読むとより楽しめるかも。

詐欺で捕まった烏有が領怪神犯対策本部に入れられて元刑事・切間と民俗学者・凌子と領怪神犯・・・神を追っていく。
「怪異ドーン!お終い!」だけじゃなく、正体(?)見極めて手を打ったり打たなかったり。
どちらかというと人間を守ってくれるような神も御座す。
切間、凌子にも色々事情があるようだ。
以下、ややネタバレ有り。



前作で「怪異ドーン!お終い!」か・・・と思っていたのが、今作で一気に回収される。
要は対策本部時代に神を利用して領怪神犯を収容しちゃおう資源として使っちゃおう、てな事をした教訓から「記録のみ」となった。
毒を以て毒を制すレベルで済めば良い(?)、だが中には予知や現実改変が出来る神も御座す。
予知の不確実性が増加したのは、現実改変しちゃったからかも・・・。

「信じたい嘘を信じる」「わかっていて騙される」事で共存出来るのかもなぁ。
前作の「より良い辻褄合わせ」にも通じる。
「忘れる」事が裏テーマなのかもしれない。
神だって人間だって。

・・・という、大きな括りでは「すっげえ物語読んじゃった」である。
細かい所でちょっとモヤモヤするけど。
読解力が足りないだけなんだろうけど、1か所肝っぽいとこで「え?」となった所があった。
此の先一気に面白くなるのかな、スピンオフも読んでみたい・・・ってスピンオフと見せかけて本編だったりするのかもなー。

もうちょっと続くみたい。
kakuyomu.jp
ていうか作品数凄い、しかも何作か同時に書かれてるっぽい。
色んな作品書く事でバランス取ってはるんかな。