社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

領怪神犯

天気予報微妙だけど朝めっちゃ晴れてるしー、と晴雨兼用傘持って出て、夕方職場出る時にどわーっと降られる。
其れが3日連続。
狙い通りである。
用心して長い傘持って出たら降らないだろうから・・・。

「領怪神犯」(木古おうみ/角川文庫)読んだ。

「善とも悪とも言いようがない、人智を越えた人間の手に負えない超常現象又はそれを引き起こすもの」・・・が”領怪神犯”との事。
腕や目玉が1つずつ落ちてくる、亡くなったら内臓がごっそり無くなる、死ぬ時に幸せそうな顔して亡くなる人魚伝説のある村・・・等、各地で起こる怪異を調査する領怪神犯特別調査課の話。
以下、ややネタバレ有り。
※2023/08/25 追記
続編読んだけど、もしかしたら1と2を一気に読んだ方が良いのではないだろうか。



何故そんな部署に居るのか・・・其其事情がありそうだ。
あくまでも調査である。
解決しないのが怪異らしくて良いが、「解決しない」という”解決”が明示されてたらもっと面白かった・・・って何言うてんねん。
「より良い辻褄合わせ」が出来てたら其れで良いのかもしれない(多分各話に通じる考え方が其れ、起こった事も忘れた事も辻褄合わせが出来ればヨシ、みたいな)が、半分くらい「怪異ドーン!お終い!」てな具合なのでウムウ。
落ちてくる腕や目玉は腐らないんだなぁ、死んじゃった後なら内臓無くなっても平気なんだろうな生きてる間だったら痛そうだけど、等と考えながら読んでいた。
SCP好きな人は好きかもしんない。
漫画の方が見応えはあるかも。

というか、続編出てんねんけど、一体どうなるんだ此のオチで。
此の世界では陛下のみならずあんまり年を取らなくなるんだろうか。
※2023/08/25 追記
同じ事気になった人は「2」も読んだ方が良い。

どうでもいいニュース:
角川のホラー文庫とキャラクター文芸の文庫の違いが判らない。
ホラー文庫にキャラクター文芸っぽいのがある一方、高槻彰良シリーズや「地獄くらやみ~」みたいに割とホラーみ強いのもちょいちょいある。
今回の「領怪神犯」もホラー文庫の方だと思ってたし。
もうちょっとグロくないとホラー文庫じゃない、とか?