社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

開化鉄道探偵 第一〇二列車の謎

いよいよ今週末である、ワクチン接種。
熱出るんかなー、しかし熱出たらどうしたらええんやろ、何時ぶり?
何でもかんでも溶連菌事件ではそんなに熱出なかったような。
下手すりゃ全力でインフルエンザだった中2以来なんでは・・・って震災前。
そりゃ解らんわ。

「開化鉄道探偵 第一〇二列車の謎」(山本巧次/創元推理文庫)読んだ。

前作から6年後。
大宮駅で脱線させられた貨車から見つかった謎の千両箱を巡って自由党の残党やら没落士族やら警察やらがどったんばったん。
其の最中に殺人が・・・。
殺人犯は誰だ?何故どうやって脱線した?謎の千両箱・・・小栗上野介の隠し金なの?其の正体は?
みんな我儘だぞ!自分の事しか考えてない。
今回は”鉄”分よりは”謎”分の方が多め。
でも鉄道を愛してはるんやなぁ、井上局長も乙松も。
草壁も前作以上に其れを理解してはる。
乙松の妻、綾子さんが登場して一層鮮やかである。
”おきゃん”な人なんだなぁ。すっごい可愛いし、強い。
好奇心旺盛なんだけど、やっぱり旦那さん愛してるから付いてきちゃったんだろうな。
乙松ひどいや・・・だけど明治の男だからしゃーないか。

此のシリーズは続きあるんだろうか。
日本の鉄道網が整うにはもうちょっと掛かるだろうし、スピンオフで綾子さんメインの話があったら読みたいなぁ。