社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

怪談禁事録

先週の星野源オールナイトニッポンで「冷える、背筋がぞっとする話」特集をやっていた。
其の時、怖がりさんの為に怪談的な怖い話の時は「マツケンサンバII」を流していた。
確かにアレ流したら、怖くない。
一番怖かったのはマツケンサンバ抜き系の「ラーメン屋がグルになった空き巣」の話だったが。

「怪談禁事録(営業のK/竹書房怪談文庫)読んだ。
怖いので書影無しです。
新シリーズもなかなかに胸糞よろしくて、怪異に遭遇した人がよう死んでる。
良くも悪くも「闇塗怪談」シリーズとの差をあんまり感じなかった。
「闇塗怪談」シリーズは全部読んでないので何とも言えない、愛読してはる方やったら「めっちゃ違う!」って思わはるんやと思う。
あと話の解釈として悪い方に解釈してはるの、ちょいちょいあるような。
震災の話とか。
直接伺った話ではなくKさんが怪談として纏めたモノを読んでるので何とも言えない、御本人から何等かの禍禍しさというかナニカ良くないものを感じてはったんかもしれない。
だけど生きてる人も亡くなった人も隣り合わせで生きていく事も出来るのかもしれない、其れには時間が掛かるのだと思う。
人の不幸や心の隙を狙うナニカが入り込むかもしれない・・・けどさ。だけどさ。
何もそんな解釈して話締めなくてよかったんじゃないだろうか。
締めるとしても暈すとか。
ああいう締め方した方が怖いけども。
読んでる側が「せめて今後は幸せであって欲しい」と願って読む、”そうある事”を求めてしまうのが間違ってるんでしょうけども。
怪談の胸糞悪さとは違う胸糞悪さを感じてしまった。
そういう話がもう1つあった。

震災・事故・事件については「語る」「聞く」「残す」事も必要だろう。
ただ、其の取扱いには配慮が必要である。

其の他、気になった話等。
・ピザ
「人が居る振りする」って、こないだ防犯対策で呼びかけられてたような・・・呼んでもないやつ来られても困っちゃう。
・お洒落には敏感
当代の若者の何気ない言葉にちゃんと反応しはるん、凄い。
ガチ幽霊だったら、「言わせない」のかもしれない。