社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

怪談社書記録 闇語り

久しぶりに「此処何人で回してると思ってるんスか!一人っスよ!」案件。
有難いが久しぶりなのでしんどい。
お蔭様で眠くならずに済んだ。

「怪談社書記録 闇語り」(伊計翼/竹書房怪談文庫)読んだ。
怖いので書影無しです。
最新の「蛇ノ目の女」を読むついでに「闇語り」読んだら、そちらの方が良かったというか印象に残る話があった。
「蛇ノ目の女」もどちらも同じくらい怖くて不思議だったんですけども。
色々と実話怪談読んでると何となく「こういう系の話だな」というパターンが見えてきて、其の上で書き手の方の技で「解ってても怖いもんは怖い、不思議なもんは不思議」となる事が増えてくるが、どちらも意外な感じの話というか、「え、そうなるん!?」という話が多かった。

印象に残った話。
・心配いらない
いい話だけどちょっと怖い、でも旦那さんが勝手解ってはるようなので大丈夫か。
・間に合わない
凄い。
普段は神様だけが使える道があるのだろうか。
神様とお父上は良い関係築いてはってんなぁ。
・この席じゃない
「この席じゃない」ってそっちかー。
廃病院だの心霊スポットに行くもんじゃない。
しかし此処迄人から忘れられていくとなると、警察での身元確認どうしたんだろう。

感想として書こうとすると、後味悪い話よりいい話になりがちなような。
後味悪い気持ち悪い系は感想書き残すのも色々ありそうで怖い・・・のかも。

あと伊計さん繋がりで「怪談社RECORD 黄之章」も読んだ。
「さくら記念」が人形の話あれこれなんだけど、最後の彼女と逢って欲しい・・・という話、下手こいたら栄純がこうなってたんじゃないだろうか、と違う意味で怖かった。
話自体はリアルなドールに愛注がれたら命持つのかもしれませんな・・・と。