社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

人間椅子 江戸川乱歩ベストセレクション①

そういえば家人、FF16はやんないのだろうか。

人間椅子 江戸川乱歩ベストセレクション①」(江戸川乱歩角川ホラー文庫)読んだ。

ホラー文庫の方だったんだ。
表紙めっちゃ綺麗。コンプしたくなった・・・けど、乱歩でこの美しさで良いの?
もっとなまめかしかったり耽美だったりしなくていいの?背徳感無くていいの?
表題作、なかなかに趣味が悪い・・・いや、ひょっとして「ナンチャッテ!」って誤魔化してる的な?
他の作品もだけど、おどろおどろしいと思いきや、結構ポップな気がする。
もっと”ねっとり”してんのかと思った。
短篇集はシリーズじゃないとこが良いな。
誰が何処でどうなるか全く想像が付かない、なのでトリックが自由である。

因みに、乱歩は以前読んだ事がある。
sociologicls.hatenadiary.jp
「目羅博士の不思議な犯罪」「押絵と旅する男」がダブってたが、読んで直ぐ忘れる人間なのでまた新たな気持ちで楽しめるっていう。
「お勢登場」も何かのアンソロジーで読んだような。
何か1つシリーズを決めて其処から攻めっから!方式が良いような気がしてきた。

オーケンの軽妙な解説にも味わいがある。
そうなのよ、乱歩はつっこみ入れ甲斐のある清清しいトンデモなのよ!
一番最後わろた。

どうでもいいニュース:
新潮文庫、名作選と別で傑作選があるんだね、ちょっとややこしい。