社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

聞く技術 聞いてもらう技術

マスクは自己判断となったからって、何も朝っぱらから中継して、マスクしてる人が多いだの少ないとかやる必要は無いような。
どうせどっかの芸人がマスクしてる人悪様に言うんだろう?
花粉症シーズン真っ只中やぞ。
か・ふ・ん・しょ・う!
外したら鼻水だばだばなんやで、目も体も痒い(泣)

「聞く技術 聞いてもらう技術」(東畑開人/ちくま新書)読んだ。

人気エントリ色々拝読してて興味を持ったので、読んでみた。
「聴く」じゃなくて「聞く」。
「聞く」の方が難しいそうだ。
そうなん?
「聴いて」奥底にある気持ちを知って貰うよりも、まず「言ってる事を真に受けて欲しい」のだけど、其れが難しいから、「聞く」が難しい。
では、どうしたらいいんだろう。

「聞く」「聞いてもらう」テクニックが解説されてる本なのかなー、と思って読み始めたが、そういう簡単な話ではなさそうである。
其其「小手先編」として具体的にどう行動したらよいかは書かれている。
けど、其れを実行し、効果を上げる為に「聞く」「聞いてもらう」事について理解を深めていくのが、此の本である。
余裕が無いから「聞く」自体が不全に陥っている。
誰にも分かって貰えないなら、厳しくもなりますわな。
そして「聞いてもらう技術」というのは「心配してもらう技術」でもある。
普段から不安について気づいて貰えるようにしていれば、緊急時にSOSが出せる。
そういう話を、「孤独」「孤立」「第三者」等の観点から詳しく考えていく。
聞く為には「なにがあった?」って聞く、無理なら聞いて貰うところから始める。
聞いて貰う為には「ちょっと聞いて」と言って聞いて貰う、無理なら聞くところから始める。
聞く為には聞いて貰う、聞いて貰う為には聞く。
ぐるぐるしてる。
うーん。
自分以外の誰かが居て「聞いてもらう」事で理解してもらう(周りの人で難しいなら専門知を、そうすれば自分の置き場所が出来て余裕・安心感が持てるから「聞く」事が出来るよねー、そういう循環が出来たらいいよね。
・・・って事なのかな。

なんだかんだで結局、「世の中余裕無いよねー」って話なのかもしんない。