社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

怪談和尚の京都怪奇譚 宿縁の道編

来年のカレンダーの話題が聞こえてきた。
何処かから貰うでしょ?って話もあるけど、意外と貰う機会が無いんだよなぁ。
どっかの部署の取引先さんのカレンダーは地味に自分に合わない。
(万人に合うカレンダーなら恐らく他部署に出回らない)
職場で使ってるのは家から持ってきた雑誌付録のカレンダーだし、親が「いっぱい貰ったから、やるわ」って卓上カレンダーくれたの、今年の3月だぞ。

「怪談和尚の京都怪奇譚 宿縁の道編」(三木大雲/文春文庫)読んだ。

夏の恒例、かな。
考えさせられる怪異エピソード。

印象に残った、気になった話等。
・清掃
独立を後押ししたのは、こういう仕事をさせる為でもあったのだろうか・・・。
色んな術を片っ端から試した結果なのかな、此れは。
・秘湯
「自分の孤独を伝えたかったのかもしれない」って凄く優しい方なんだな。
死にかけても、そう思えるとは。
そしてバイクの恩返し。
・正夢
予知が出来ても現実を変えられないのであれば・・・だけど、変えられる場合もあるのだな。
と思ったのだけど、誰かが動いて現実を変えても、結局女性は「刺されて」いたのか。
誰かの手に掛かるのが防がれても、自分自身で。
どうあがいても結果は変えられないのだとしたら。
そう考えると怖い。
命が助かった、誰かが罪を犯さずに済んだだけマシという事なんだろうか。

ひとつ気になったのは章題と其処に纏められた話の印象が違う箇所がある事。
幅広い怪異を紹介していくには致し方ないのでしょうけども・・・。