社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

琉球奇譚 マブイグミの呪文

お腹温めながら寝たら睡眠の質が上がった気がしたが、気のせいだろうか。

琉球奇譚 マブイグミの呪文」(小原猛/竹書房怪談文庫)読んだ。
怖いので書影はありません。
表題の話は事故でマブイ逃げちゃった人が取り戻そうとする話。
他の人のマブイ入っちゃう事があるのか。
その次も驚いてマブイが飛び出してしまった人の話。こちらは一部が帰ってこなくて何処かで蹴られてる話。
きちんと儀式をして、時にはユタの手を借りたら戻ってくるもんだと思っていたが、違う場合もあるらしい。
事故はさておき、「他人驚かせたらマブイ飛び出すからダメ」とは伝わってないもんなんだろうか。

あと神人やユタの話も。
神人は神様の為に働く人、人ならざりし存在も駆使して働いてはる。
そんな方を相手にオカルト的に挑む奴もどうかしてると思うぞ・・・。
ユタになった方の話も。
楽しい事ではないだろうと思っていたが、想像以上にしんどそうである。
そういえばこっこちゃんがユタの話してはったな。何だったかのインタビューで読んだ記憶が。
素質(?)があったらしいが、必死で抵抗したんだったか。

それにしても冒頭の予言、第3部の神人やユタの方の話シャレにならんくなってきた。
予言の人のん、これ新コロなんかねぇ。。。
こういうの、各地にあるんやろか。
空気が騒ついてるとか、山に住む人ならざりし存在の気配が減ったとか増えたとか。
熊が人里に下りてるのは環境以外の問題とか。
想像すると怖くなるな。
怪談それ自体以上に、怪談から想起させられる現実の方が一層怖いっていう。。。