家族・親戚じゃなくても他人でもいいから御弔いして貰える人生の終え方をしたいのだけど、其れすらも難しい、高望みになってしまうのかしらね。
「妖怪談 現代実話異録」(加藤一編・著/竹書房怪談文庫)読んだ。
異形の者に纏わる怪談、神様も妖怪も大集合。異種格闘戦ってやつか。なんとなくほのぼのした(?)話もあれば、まじないの話、兎に角得体の知れない話が。
神様は容赦無いし。
最後の2つの話が強烈である。色んな意味で説明しづらい。怖い。
其の他気になった話等。
・高度一万メートルの邂逅
天狗も飛行機乗らはるんや、自力でばびゅーんと飛びはるものかと。
正体バレかねないからか、流石に天狗さんでも太平洋越えるのはしんどいだろうし。
其れにしても神通力アテにして近づこうとするとは・・・下心見抜かれたね?
・我が子は神
「神の子を産む」と予言され、実際に産まれた子供が「わかる」という話。
人間世界で生きていくのはしんどいやろなぁと思った。
神の子でもどうしようもない事もあるのかもしれない、そして不幸になる事が解ってしまうのは辛そうである。
かといって「連れていかれちゃう」のも親御さんとしては困る、厭やんな・・・。