社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

投稿 瞬殺怪談 怨速

うまくいく御守りの御利益が相変わらず凄い。

「投稿 瞬殺怪談 怨速」(黒木あるじ、他/竹書房怪談文庫)読んだ。
怖いので書影無しです。
怪談作家も投稿者も等しく怖くて不思議で面白い。
そういうのが此れ又不思議やな、と。
怪異に遭遇した男性を「かわいい」と仰る女性、此の縁も又不思議やな。
海水浴に行って海水の塩でお清め、”良くない”音にAV音声を大音量で聞かせる・・・成程。
万一に備えて覚えておこう。
そういえば性的なモノも”生”に繋がるので祓うのに効くと聞いたような。

気になった話等。
・異常の産物
怪異にも影響する異常気象。
危なくないのは良いかもしれないけど、地元の方はちょっと寂しくて不安なのかもしれない。
・添い遂げ
ワッシュさんなのに心温まる話だぞ(其の言い草はどうかと思うぞ)。
あんなふうになりたいって思いはってもええんちゃうんかな。
・見知らぬ妹
もし誘われる儘「行って」たらどうなっちゃうんだろう・・・怖い。
其の妹が使ってたお茶碗、親御さんはどう解釈してはるんやろか、とちょっと気になった。
・ニセおじさん
何じゃろな・・・と思ったら最後。
真面目だなぁと思う一方、確かに「人間の言葉を勉強しようとしてんじゃねえよ」だな。
もしかして中途半端に言葉覚えたナニモノかが出没してたりしないんだろうか・・・厭だな。
(と書いたのを語り主の方が御覧になって「そういえば」ってな後日談出てきたら怖い)
・遺影の部屋
一族の子供が来たから微笑みかったんかな、子供から見たら怖い。
ところで此の話をお書きになった方が安達ヶ原さんと仰る、何ちゅうおっかないとこから採りはったもんだ。
(と思ったけど、今は現地の観光資源になってるんだっけ・・・カレーやソフトクリームがあるとか)
・きらきらした音
共感覚持ちの人だったら伝わると思う。しかし一体何だったんだろう。
・見守り隊
お地蔵様にとっては、昔から辻で見守ってはったんとあんまり変わらなかったりしはるんかな。
時代に合わせてアップデートしてはる。
・正論の怪
来るんだろうな、ダイオウイカが襲いに。
って、此れだけ書いても訳解らないかもだが。
・ダイヤル錠
即物的な利益求めちゃ駄目なのかも。

今回は著者紹介も面白い。
おうちにバケモンが居てはる方、幽霊が出る工場勤め・・・寧ろそっちが気になるのだが。
怪談本に書けないレベルなんだろうか。。。

ところで。
バンド、ユニットでもちょいちょいあるけど、検索性の低い(名前で検索してもヒットしづらい)作家名って、敢えて検索され難くしてはるんかな。
ただ興味持ってどんな活動してはるんやろ?と検索出来なくてリンダ困っちゃう。