社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

文庫版 塗仏の宴 宴の始末

大谷翔平の結婚めでたい!
どっかで見た「奥様のサポートで〜」という言葉に違和感が。

「文庫版 塗仏の宴 宴の始末」(京極夏彦講談社文庫)読んだ。

各種団体が韮山大集合、謎団体大乱闘スマッシュブラザーズ始まり始まりー。
木場修も敦子もどうなっちゃうの?
榎さんかっこいいからまぁいっかー(よくない)。
みんなで山を上っていくのとガキンチョがすげー生意気!なのは憶えていたが、改めて読み返して藍童子くそ腹立つなァ。
同じ歳の京極堂だって此処迄くそ生意気じゃなかったんでは・・・どうかな。
「宴の支度」読みながらメモ書いてて、京極堂韮山着いた辺りで捨てたんだけど、ちゃんと最後まで置いといたらよかった。
京極堂の対極みたいな事を仰る堂島はあの人かな、と思ったら違った。別だった。
今後もどっかで出てくるんだろうか。
案外長生きして平成・令和見て嗤ってんのかもしんない。

事件自体を無効化・・・出来たんだろうか。
無効化しても違う仕掛けが動いてしまうような。
でも「そうはイカ鬼子母神」だったら、其れなりに効果はあったのか。

あるがまま、あなたはあなたでしかない、真実を決めるのが“あなた”・・・も良い考え方かも知れない。
でも過去を選ぶのはなぁ。
誰かに委ねてしまえば楽かもしんない、だけど自分の此れ迄の生き様を他人にごじゃごじゃいじられたり消されたり変に足されたりするのは厭だな。
自分の人生の主役は自分、其れで良いと思う。
木場修の「死ぬンじゃねえかと思うくらいじゃなくッちゃ、面白ェことも出来ねえんだよ」の精神で・・・でも死ぬのは厭ン。

敵を殺さずに済ますための研究、は今行われても良いような気がしたが、やっぱり洗脳だのなんだの物騒な使われ方しちゃうんでしょうな。

あーでも全部読み切れてよかった。
実の所、本読んでてものめり込めなかったり残らなかったり楽しみ切れなかったりする事が増えて来て、「此れが老化か・・・」って考えていた。
或いはメンタル殺られてるか。
「塗仏の宴」は支度も始末も没頭して読めた!まだ大丈夫だ!わたし生きてる!嬉しい!
時々百鬼夜行シリーズ長編読んで「ああまだ大丈夫だ」って噛み締めた方が良いのかもしんない。

今日の格言:
離れて解る榎木津の恩