社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

セッション 綾辻行人対談集

「セッション 綾辻行人対談集」(綾辻行人集英社文庫)読んだ。

買ったのはデザインが京極夏彦だからだろう。
対談も収録されてるし。
京極先生、「セッション」以降に湧いたクソ本でもお好きなんだろうか・・・なんだろうな。
作者による読書時間の調整、やっぱり凄い。(見事に調整された人)
確かに前半は面白いけどちょっとかったるくもあった、そして何処かのタイミングで読むスピードが一気に上がったのだった。
「妖星伝」読まねば・・・そんな余裕があるだろうか。
楳図かずおの「怖さというのは、一番根源的な人間の感情だと、僕、思うんです。」に成程と思った。
「怖い」と感じる事があるから其れを回避しようとする、他者に優しく出来る。
バカやってる動画上げて平気な奴は「怖い」と感じる事が無い、感じる事が出来ないんじゃないかなー、っとちょっと此の御時勢に合った事を考えた。
養老孟司も面白かった。
フィクションのリアリティと現物が二重写し、一瞬重なるという話。
変身願望的な側面と自分がノーマルであることを確認したいという欲求が並立してあるという話。
其れは其れ、此れは此れ、という事に繋がるのかもしれないが、果たしてどれだけの人が、どれだけ考えられるのだろうか。
其れはさておき、夏目漱石の脳、保存されてるんか。
オーケンや其の他作家さんの対談は、創造の裏話聴いてるみたいで、此れまた面白い。
てかオーケン載ってるの全然覚えてないって・・・可笑しいぞ、自分。

収録されてはいないが、竹内義和とも対談してたんか、まじか!
サイキックをゆるゆる聞いてた頃だぞ、此の本出たの。。。

どうでもいいニュース:
with 京極夏彦のページの写真、どちらが綾辻先生でどちらが京極先生なんだらう
長年左が京極先生だと思って生きてきたけど、どうなんだらう
右かな?左かな?
(そして脳内で踊るひょと子)