社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

みをつくし戦隊メトレンジャー

久しぶりに何処にも行かず元気な祝日だったような。
何だか落ち着かない、何か用事があったんではなかろうか?
数年前ならアクセ作ったり編み物したりしてたんだが、そういう気力は無かった。

「みをつくし戦隊メトレンジャー」(万城目学/万筆舎)読んだ。

大阪メトロからオファーを受けて書かれ、配布された短編に書き下ろしを追加して1冊にしたもの。
メトレンジャーの切っ掛けになったエッセイがフリーペーパー「ノッテオリテ」に載ってたって・・・知らなかった。
何れも入手ならず、秘かに書籍化を渇望していた。
出たヨー!買えたヨー!

怪人と戦う話もあるけど、メインはメトレンジャーの各メンバーのエピソードである。
御堂筋レッドと谷町パープルが、若い子達をメトレンジャーの仲間にして、前に進んでいけるように「少しだけ背中を押してあげ」る。
メトレンジャーに憧れる子供も。おじいちゃんの夢も。
そういった大阪在住のメトレンジャーメンバー達の話の中で、大阪の歴史にも触れているのが良いな。
朝潮橋らへんはあんまり知らなかった、難波津らへんの話は何で知ったんだっけな。
四つ橋ブルーの活躍も読みたかった。個人的に御堂筋線の次に愛着があるのが四つ橋線なので。

そしてまさかまさかの南海迄。
大阪メトロとの乗り入れがあるのが阪急・近鉄だったような、でも南海の方が大阪感めっちゃあるからだろうか。
何はともあれ、続編希望である。

兎角最近は維新と吉本と在阪テレビ局の所為で大阪人、ひいては関西人がすごい頭弱弱でんがなまんがなバカオロカみたいな扱いされるやん。
だけどあんなんが大阪やない、こういう優しい、人情溢れる街なんも大阪なんやで。

てか、もう大阪万博やらんでええやんな。
色んな作家や作家志望者にミャクミャク様や大阪含む日本各地の名物を使った小説・漫画等ガンガン発表して貰って、其れを以て「大阪万博や!」言うたらええやん。