社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

天才の愛/くるり

5月観に行く筈だったライブは、当然延期になっている。
大阪はまだ無観客じゃないとダメらしい。テナマニが其れで中止になった。
行く筈だったライブは5月→6月という近い時期に延期という事にびつくり。もっと待たなきゃいかんのかと覚悟してたもんで。
それだけ各ライブハウスのスケジュールが空いてる、という事なのか・・・とも思ったが、他のバンドだと8、9月振り替えをよく見かけたような。
とはいえ現状では6月後半もあかんような気がしている。覚悟はしている。

くるり「天才の愛」を聴いている。

天才の愛(完全限定生産盤A:CD+Blu-ray)

天才の愛(完全限定生産盤A:CD+Blu-ray)

  • アーティスト:くるり
  • 発売日: 2021/04/28
  • メディア: CD
狂ってて頭おかしくて好き。くるり、えらいことになってるで。
「野球」が凄い。
歌詞は知ってた。黄金頭さんのブログで予習済みである。
goldhead.hatenablog.com
そして此のエントリが岸田に読まれたのも戸柱が抜擢された理由も知っている、此の曲が福本豊にも聴かれてみんなハッピー!なのもTwitterで目撃した。
只、まるっとあの応援でお馴染みのメロディ*1に載ってるとは。
其れも「ROCKIN'ON JAPAN」で読んでたけど、まるっと、だとは思ってなかった。
ほんま野球大好きやねんな。
ゴジラ ゴジラ ゴジラ」らへんのハモリ(伝わるだろうか)が気持ち悪いのがまた良い。
メロディは着地するけど、ハモリのコードが着地させない感じ。
東京佼成ウインドオーケストラver.聴いて所あのハモリは無かったように思う、岸田成分だと思われるが、あれコード何だろう?
3回目微妙に変わってる?複数パターンありそう。
何なんあれ?と思ってから3回聴いたけど解らない、300回聴いたら解るのかどうか・・・解る前にトランス状態になりそうな。
すっごい複雑なようで実は難しく考えすぎだったりするのかもしれない。
此処だけで1時間話出来るんちゃうか。
これがまた普通にポップスとして良い「I Love You」「潮風のアリア」の次ってのが狂ってる。

あと「大阪万博」な。
列島Zeppリンツアーで聴いた時より爽やかな感じがする。
あの時はなんやようわからんけどめたくそすげえ!かっこええ!だったような。
めためたプログレだけどピアノがフュージョンぽいからだろうか。
キング・クリムゾンパステルカラー(パールグレーちょい足し)で塗り直したみたいな。
Twitter見てたらFF7が浮かぶと仰る方もあった。なるほど。
あんまりゲームミュージック詳しくないなりに改めて聴くと、自分は「デス・クリムゾン」が浮かんだ。
デスクリをパステルカラー(パールグレー僅かに足し)で塗り直したような。
デスクリも折角だからキング・クリムゾンぽい曲を・・・なんだっけか。
割とどうでもいい話なんだが、自分の中で好きな音楽が色々繋がっていくのが面白くて。

其の他「益荒男さん」に「大丈ばないよね」に「パフューム」って出てくるのも上手い事引っ掛けてあるなぁ、とか「ナイロン」はギターか12弦ギターかなぁ、とか緩く聴いても、コアに聴いてもよいようになっている。(そうかな?)
ふわーっと「ええ曲やな」でも楽しめるけど、深く考察しても楽しめる、ただ深く聴き込めば聴き込む程ぬるぬると沈み込んでいける。

で、歌のメロディに”細野さんみ”を強く感じるのは気のせいだろうか。
今迄にもあったのかもしれないが、程よい枯れ具合なのとメロディの和な感じが細野さんの「泰安洋行」みたいな。
このご時勢に洋行出来ません、だけど身の周り、通勤電車にも野球にもギターにもビール&枝豆にもワンダーは広がっているのだ。

ちょっと前に見かけたこの増田、
anond.hatelabo.jp
もしかしたらくるりも無かったんかもしれん・・・少なくとも「天才の愛」は無かったのでは。

どうでもいいニュース:
未だに「44」という数字を見るとバース、と即座に出てくる。
当年とってバース歳。

*1:「天理ファンファーレ」という曲だそうだ