社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

ずるい話し方

日曜の朝、お布団でぬくぬくごろごろしてたら頭の真ん中で何とも説明しづらい金属的な音がコーンと一回鳴った。
何だろ、今のところは特に異常は無い。

「ずるい話し方」(ココロ社三笠書房王様文庫)読んだ。

ココロ社さんの本が文庫化した!
よもやよもやである。
元の「クビにならない日本語」も読んでいるが、もう随分前なので新鮮な気持ちで読んだ。

書かれているのは「もやんとしたコミュニケーションに付随するモノを言語化したモノ」だと思った。
上手く効率よく伝える、有利に話を進める技術は沢山あるのだろう、だけどコミュニケーションするのは人間同士だ、そんな心算じゃなくても感情に左右されてしまうしテクニックだけでは上手く回らない。
根回し根回しって露骨なのも、なんかいやらしい。
相手が良い気分で仕事して貰えたら丸く収まるだろうし自分も気分が良いしちょっと楽出来るかも、じゃあどうしたら良いんだろう?
・・・という話である。たぶん。
相手を立てつつ自分の考えは控えめに根拠と共に伝える。
「個性をそのまま温存しつつ、適度に常人を装う術を身につける」が面白いなと思った。
内容は同じでも、ほんのちょっとの工夫で物事が上手く回る、回せるようになるのかも。
空気読むとかめんどくせー、と思ってしまうけど、此の本読んだら何とかなるような気がしてきた。

今後も繰り返しちびちび読んでいこう。

他の本も文庫化しないかな・・・追いきれてない本がまだまだあるので。