社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

煙鳥怪奇録 忌集落

剪紙シーサーブックカバーだと怪談読む時も安心だね☆〜(ゝ。∂)

「煙鳥怪奇録 忌集落」(煙鳥・編著、吉田悠軌、高田公太・共著/竹書房怪談文庫)読んだ。

※実際の煙鳥さんのクレジットは「編著・怪談提供」
煙鳥さんの怪談を吉田さん・高田さんが書くよー、というシリーズだが今回は煙鳥さんもお書きである。
「土地遣い」は聞き集めた御本人じゃないと書けないだろうなぁ、此れは。
ずるっずるに惹かれて読んだ。(そしてミッフィー電車だと気づくのが遅れた)
福島の人、其れ以外でも東北住みの方だと違う怖さあるんやろな・・・。
しかしそう上手くいくもんかね。
いったから怪異連発したし、いかなかったから碌な事にならなかったとも言えるが。
其れでもやろうとするのか・・・欲かいたら益益碌な事にならんような。
本人は感覚狂ってるだろうからいいんでしょうけど、周りが困るよなぁ。
バレてるし。バレたから”返って”きてんのか。
此処迄のスケールとなってくると、郷内さんみがあるな・・・そんなんなんぼあっても、なあ。
”書いて封じる”的な話になってるんだろうか。

其の他の話も色々。
試行錯誤してはるんかな、という感じの書かれ方した話もある。
「訪問者達」は寮を出てからも現象が起こっているのか、起こってないのに待っているのか。
知っちゃうと其れは其れでヤバそうな気はする。

で、此の本の帯にフジのかとをさんの推薦文が。
其の内かとをさんの単著出るんちゃうか、と思ったがかとをさんは”語り”メインなのか、でもオファーはありそうだ。
FAB Ch.の文章(怪談ではない普通のエッセイ)は味わい深くめたくそ面白いし長くてもつるつる読めるのだが、癖があるので好き嫌いが分かれるかもしんない。
かとをさんのガチフィクションは読んでみたい気がする。
そして装画が前作と同じ綿貫さん、どうやらフジファンの様である・・・よかったっすなあ。

どうでもいいニュース:
うちの(うちにいた)立花さんの話をかとをさんのとこに投稿してある。
多分採用されない。
確かめようは無いんですがね。