社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

世界の終わりが そこで見てるよと

今月の「音楽と人」、実は3回買った。
何処も手に入らないそうだ、だけど普段行く本屋には結構あって、友人達の分を買いに走ったのだった。
もしかしたら未だもう1冊あるんちゃうかな。
そういえばギタマガの「ぼっち・ざ・ろっく」特集の時も各地売り切れでギタマガ編集部がツイで本屋アカウントに「在庫ある所あったらお知らせください」って呼び掛けてた位だったのに、ふつーに平積みあったもんなぁ。

音楽と人
チバ特集、こういうのはもっともっと後、20年位後に見たかった。
巻末特集だから雑誌の後ろから読み始めるじゃん、だんだん若くなっていくのよ、チバが。
音楽ライターの方方とも、其其の深い付き合いがあったんだな。
歴歴の中でThe Birthdayの、其れもフジケンさん以降から聴き始めた方も文章があるのが音人の懐の深さよ。
でもなんだか実感が湧かない。
増子兄ィはもう其の境地なのか・・・めっちゃコレクションしてはった印象があるが。
自分も今の兄ィの年齢になったら、そう割り切れる、割り切る自分に驚くのだろうか。
ところで「傍から見れば、怒髪天のストライカーは増子さん。一番いいところで決める人ですよね」って出るとは思わなかった。
世間的イメージについてだとは言え、長年インタビューして活動を見てきた筈の方から出るとは。
ウムウ。
石井さんと言えば「あとからあれこれと足し引きを続けるのはプログレみたいでダルいと思ってしまう」って、プログレそんな風に見てたんだ、ふーん(怒)
他に喩えは無かったんだろうか、プログレじゃなくても何かを落とす必要はあったんだろうか、プロやで?
あんまりこういう言葉の論いみたいな事はしたくないけど、今月はそういうの多くてすっげーモヤモヤしました。
其れでも音人を嫌いにはなれない。
横ちゃんの「40超えてこんな青春してんねんな」って素敵。かっこいい。
というか、横ちゃんってもうベテランみたいなキャリア重ねてるやん、其れでも新たにギター始めて既に「前からギターやってましたよ」状態じゃん。
中年の星ではないか、或る意味「オトナノススメ」状態じゃん。
何ならカバーして欲しい。
丸ちゃんのインタビューも面白かった、”上手いベース”と”いいベース”の違いって其処なんだろうと思う。
・泥酔ジャーナル
一切”チバ”という名前は出てこない、でもチバのお人柄が伝わってくる。
そうか、百々さんはウエノ、キュウちゃんという”周辺”の方方と活動してはった、ずっと見てはったんやな。
一番読んでいてしんどかった、辛かった。沁みた、刺さった。
やっぱりチバが旅立つのは早かったよ、早過ぎるよ。もう30年くらい先でよかったんじゃないんですか、神様。
神も仏も無い、とは言うけども。
チバがこっちに居てくれても良かったじゃんよ。還暦祝われる渋いチバ観たかったよ。
チバ特集も此のコラムも、他のグループ目当てに買った人が読んでくださったらよいのに、と思う。

・激ロック/skream!
今月は一緒らしい。
1年の振り返りページ(特に激ロック)見てると、あーもう此処らへんの人的には解放だ収束だってなってんのか。
オメでたい頭で何より、って何でやねん。其のバンドの話はしていない。
ベスト・ディスク等にHEREが!と見たら高畠さんだった。
久しぶりに荒川ケンタウロスの名前を見た、活動続いてるの嬉しい。
・MUSICA
ACIDMANバンプと打首さん目当てだったが、アシのインタビュー良かった。
金カム実写版の主題歌って「まじかよ・・・アシは良いけど映画自体大丈夫か・・・てかeastern youthの方が良くね?」と思っていた。
ただインタビュー読んで思ったが、ACIDMANの深淵かつ解りづらい世界が金カムのエネルギーで万人に解りやすくなった、存在に気づかれ易くなって届き易くなったのが「輝けるもの」なのかも。
(とアンケートハガキに書いてみたが果たして)
歌っている事は恐らく普段と変わらない、ただ金カムが関わる事で違う魅力が開花したのではないか。
向井秀徳の「恥を知れば知るほど、さらに恥を知る」は座右の銘にしたい。
2024年ニューカマー見てると案外知らないバンドあるもんだな。
どれだけ化けるのか、どれだけ生き残るのか。
金沢で結成したバンドのメンバーに東日本大震災で被災した人があって、何という運命なのか・・・。