社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

第八脳釘怪談

女子高生のスマホケースに「現金書留」と書いてあった。

「第八脳釘怪談」(朱雀門出/Kindle)読んだ。

ツイで「え!第八出てたの!」と思ったらインディーズ的に発売してほやほやだったようである。
怖いというより不気味。
でも一連の仏様シリーズ(?)は怖い。
あと、幾つかの話を読んでいて「気づく事、其れ自体が作用する」という出来事・怪異があるのだな、と思った。
他の人には解らない何かに気づいた人だけ成績が良くなる(代わりに人間変わってしまって其れ迄の人間関係失ってそうな・・・)、祟りに見えるような暗示の受け方をする、謎の存在に罵られる・・・等。
「何かをしてしまった」「因縁があった/出来た」以前に無意識にでも「気づいた」時点で巻き込まれる、みたいな。

一番怖いのは「此れが実話怪談だ」という事かも知れない。
創作の短編小説集であってくれ・・・。

其の他気になった話等。
・ミーちゃんからの電話
いなくなった飼い猫から電話が掛かってくる話。
誰か人間の身体を借りたんだろうか(「猫の手を借りたい」とは言うものの電話を掛けられる手ではないと思うし)、何処かに其の人間側が語る怪異があったりして・・・?
・今日は六波羅さん、居ないんすね
来はりたかったんかな。
・踏んだんか
京都らしいなぁ、と思ってしまった。よう解らんけど。
何も無かったようで何よりである。