社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

未だ泣けない

普段あけおめメール位しか遣り取りの無い軽音同期から珍しくメール来たと思ったら。
軽音の同期の訃報だった。
同期LINEグループに居ない人間に手分けして連絡してくれたらしい。
急な事だったようである。
全力でズドーン!と生きてそう(実際そんな感じだったんだろう)だけど、あまりに早過ぎやしないか。
「内臓脂肪にはこれが効くんだよォ」って謎の健康法に詳しそうな。
同期の何人かがお葬式に行っていた。気持ちは彼らに託した。
遠方なので、其の道中に同期の好きだった音楽聴きながら運転してるだの富士山見えなかっただの御当地名物食べただの、一部始終をLINEグループに流してくれてるんだけど、本人が其の中に混じってそうで。
遺影の写真とか、卒業した頃のまんまで。そのまんま中年になってる。
全然実感が湧かない。
卒業してから全然顔合わせてなくて、いつも忙しそうだという話を聞いていた。
だから、そうは言っても未だどっか遠くでバリバリ仕事してんだろうなぁ、音楽聴けてたんかな。
今時の音楽について一席ぶってそうな。
割と一席ぶちがちな人だった記憶がある。
故郷のヤンキー電車の話とか面白かったっす。
(後にその街在住の友人が出来たんで、その話したらめっちゃウケた。)
同期で飲みに行ってたら、そういう系の盛り盛りばかでかい武勇伝語ってそうだな。
そういう面白い人だった。
そう考えたら寂しくなった。

謹んで哀悼の意を表します。

しかし自分がこういう時に泣けない性分で。。。
厳密に言うと、泣けるけど涙が出ない。
何故。
昔から悔しかったり腹が立ったりしたらわんわん涙も鼻水も垂らして泣く癖に、悲しくても泣けない、感情が鈍麻する。
そういえば軽音最後のコンサートでは引退する4回生に後輩達が花束持って来てくれるんだけど、自分には最後の1年間一緒に音楽やってきた後輩(しかも誰も渡したい人が居ないから仕方なく、じゃなく自分から贈るって言ってくれたそうだ)が花束をくれて凄く嬉しくて泣く程だったのに涙が出なかった。
自分でも吃驚だったんだけど。
しかも後で「お前泣く振りして涙出てないやろ」ってイケズ言うOBとかおってムカついた。
何でだろうね。
泣けない、「悲しい」という気持ちがあるのに心の真ん中じゃなくガワをするすると流れていくような感覚。