社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

むかしむかしあるところに、死体がありました。

ROLLYの件、ファンや関係者が「ああいう人だから」って仰るなら其れで良いのかもしれないが、怒涛のリプで返事迫ってる所が某”名前を出せない”イラストレーターの所業を思い出してしまって怖い。
もし自分の好きなアーティストがああなってたらそっと距離を置いて「もう触れない」って言ってしまうと思う。

「むかしむかしあるところに、死体がありました。」(青柳碧人双葉文庫)読んだ。

昔話をミステリーにした短編集。
赤ずきん出てくるのか・・・って其れは別のシリーズっぽい。
特殊ミステリーといえば特殊ミステリーなのか。
トンチキなようで正統派な感じもする、そしてちゃんと昔話らしく終わるのが良いなと思った。
そう、終わり方が良い。

1つ1つ感想をちょっとずつ。
一寸法師の不在証明
アリバイの為に其処迄やるんかーい!
ファンタジックな感じもあるのが好き。
・花咲か死者伝言
花咲か爺さんが殺される。
次郎が健気。泣ける。
・つるの倒叙がえし
倒叙ミステリーなのは読んでいて直ぐ解る、しかし「倒叙がえし」とは・・・?
そしてループするんですな。
二度でも三度読み返す面白さがある。
・密室龍宮城
しっかり密室殺人、見取り図もあるよ!
龍宮城ならではのトリックが面白い。
しかし女子が集うと厄介なのは海の世界も同じか。。。
・絶海の鬼ヶ島
絶海でミステリーといえばアレだ、アレを鬼がやるんだ。
今迄の作品に登場したブツが総まとめ的に登場するのが面白い。
今迄の話も、鬼おばばが語ってきてたんかね
・・・と思ったら意外なとこから真相が。
都合良いなと一瞬思ったが、昔話ですから。