社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

占星術殺人事件

セールで夏物買って「来年着よう」の筈が今着られてるという。
朝昼暑くても夕方冷えるから難しいもんだ。

「改訂完全版 占星術殺人事件」(島田荘司講談社文庫)読んだ。

島田荘司は「御手洗潔の挨拶」と吉敷竹史シリーズをタイトル忘れたけど1冊を読んだ事あったような。
「盲剣楼奇譚」は新聞連載かなんかで読んだような・・・ううむ。
占星術殺人事件」は有名な作品である。ミステリー好きなら読んでるやろ的な。
自分は某じっちゃんの名にかける漫画の方でトリック知ってしまっていた。
有名故にあとがきは”後の世に残る事”が考慮されている。
ただ読んで楽しむだけじゃなく、改訂前後を比較したり、新たな作品を生んだり。

四十年以上前の画家密室殺人&其の娘達バラバラ殺人の謎を解く。
事件の関係者の家族が持ち込んだ資料、此れを衆目に晒さない為に一週間で謎を解くのである。
画家の手記は改訂入ってるのだろうか・・・時代を考えたらそういう考え方もあるんだろうけど、今はそういうとこだけ抜き出して「ケシカラン!」って人もあるからなぁ。
・・・等とどうでもいい所が気になる。

御手洗潔シリーズをあまり追ってなかったのは御手洗潔が凄過ぎていけすかんわァと思ってしまったからだったような記憶が。
なので初っ端に鬱鬱してたり現場百回!な刑事に詰められたり、案外”全き人じゃなさ”があったんやなぁと意外な感じがした。
石岡もめっちゃ推理してるし、えらく断定的だし。
後でひっくり返されるのだが。
見事やわあ。
やっぱり長く読み継がれた作品は面白い。
発表当時はすっげー衝撃だったんだろうなぁ。

どうでもいいニュース:
琴聴茶屋はもしかしたら行った事あるかも。
但し桜餅は食べてない。
確か年末に鈴虫寺お参りしてから野宮神社行こうとして、途中めたくそ寒くてあったかいもの飲食しに行ったのが其処だったんでは。