社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

特別企画展 異界彷徨 -怪異・祈り・生と死- at 大阪歴史博物館

未だあんまり彼方此方うろうろするもんじゃないんだろうけど、大阪に出たついでに思い切って観てきた。


「異界」という言葉はわりかし最近(昭和)に普及したらしい。
特に禁止の旨告知していない展示については、フラッシュを焚かなければ撮影OKとの事。
一部で話題の犬形土製品も。

実物可愛い。アクキー買っちゃった。
後は赤べこ、神農さんの虎。


後はじっくり観て自分の心のカメラで。
天狗のお面や百鬼夜行図、犬張子(笊被ってるやつ)やお参り等で来ていた着物等。
地震に関するチラシもある。
記録なのか地震除けのお呪いなのか。
チラシは「震災の調査するからね」というものらしい。
節分の恵方巻昭和15年にはあったようだ、チラシが展示されていた。
複製とはいえ、呪符木簡とか大丈夫なのかしらん。
梅田の墓地から出土した品とか。
見送る人の「あの世でも元気で暮らすんやで」という気持ちが込められているような気がした。
まさか後後に博物館に展示されてるとは思うまいよ。

怪異関連の展示って言い伝え・フィクションが多いような気がするが、此の展示では実際に使われていたものなんだろうなという物が多い。
生活に近い展示なような気がしたのは、「生と死」で使う人を色々想像したからせいだろうか。
展示物が使い込まれているのが解るからだろうか。

其の前に常設展も観た。
常設展は海外からの観光客も多かった。
大阪城と併せてジャパーンなモノ堪能するには丁度良いんだろう。
難波宮も見えるし。

エスカレーターの踊り場(?)からは大阪城が見える、観光客がめっちゃ眺めたり写真撮ったりしてはる。
明治・大正辺りの街並み再現は面白かったなぁ。
通路に近いとこにカンカン帽被ったおとうちゃんやよそ行き着た子供やお母さんの人形が居てる。
八百屋・魚屋が店先に品物山積みにしてるとこで「海外の市場みたい~」って記念写真撮ってる人居てはったけど、普通に日本やで。
風情はありますな。
こないだ「渦」読んだとこなんで、浄瑠璃の展示はしっかり観た。
発掘現場の再現みたいな展示もあった。

こういう文化的なやつも大事なんやで、金ケチるなよ、維新め。

どうでもいいニュース:
博物館の物販のとこ、関西土産としてカール売ってた。

おまけ:
6/17付 神戸新聞夕刊より

道成寺の兜の話書くの忘れてた。。。