社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

生誕100年記念 山田風太郎展、ミステリ作家たちの横顔展 in 姫路 at 姫路文学館

医者行って「こんなのあたしの血圧じゃなあああい!」となりつつ一旦姫路へ。

ループバスで姫路文学館へ。
バスが混み混みで「ははぁんみんな山田風太郎だな?」と思ったが博物館で下りていく人多数。
展示は解らないが、ハンクラかフリマのイベントがあったみたいである。

さて姫路文学館。北館と南館がある。

先ずは北館。
くるくる上りながら常設展示を観ていくのが面白い。
結構歩く事になりそうだ。
安藤忠雄の建築らしい。やっぱりな。
県立美術館よりは足に優しい感じがする。
姫路や其の周辺出身の文人が沢山居らっしゃると知る。
いずれ上田早夕里も並ぶんだろうか。
だといいな。

更に通路を行くと「生誕100年記念 山田風太郎展」である。
今日観に行くから、と今週はずっと「戦中派不戦日記」を読んでいた。
其の現物が目の前に。
原稿も手紙もお写真も、昭和の大作家とはこういうものだ!という感じである。
其れにしても死後手紙が不特定多数の前に出されると考えると、作家って大変だなー。
作品といえば作品なんだろうけど、めっちゃプライベートである。
作品を発表して医学書を買い、本に何の原稿料で買ったか書いておられたそうだ。
そして書かれたジャンルの幅広さよ。
映画化、漫画化も多い。
そういえば「人間臨終図巻」のコミカライズは少し読んだ。

物販で「折角だから山田風太郎を買うぜ」と思ったが悩ましい。
どれも面白そうなのだが、グロはさておいてもウッフンが苦手なので・・・でも忍法帖シリーズ気になる・・・。
散散悩んで1冊買ったのでそのうち読むです。
後でツイ見たら「魔天忍法帖」なら全年齢だったらしい、此れ収録されてるの買えばよかった。

同時開催の「ミステリ作家たちの横顔展 in 姫路」は南館。
集まれない代わりに落書き大集合!という企画らしい。
ガチのプロットやタイトル候補等のメモあり、トリックの図あり、絵画あり書物一覧あり。
京極夏彦のやつ「描いた」ってまじか?しかも説明から考えるに学生時代だよ?って何度も観てしまった。
「描いた」としても何かトリック(?)あるとしても、先生まじ凄い。
過去のミステリ作家のイベントについても展示されていたが、もしかして新コロなかったら姫路でイベントあったん・・・?
麻耶雄嵩って実在するんか・・・するだろうよそりゃあ。
ギター上手そうなヴィジュアルでいらっしゃる。Suhrのストラト的な。
・・・とか言う位感動した、何故か。
其れにしてもミステリー作家ってダンディな方多いのは気のせいだろうか。
そして展示で改めて思い知る宇山氏の偉大さ。

ちょうどお昼なので水屋珈琲で一服。
空間がゆったり取られていて、壁が白いのはインスタ的にOKなやつだな?
メニューはザ・喫茶店な感じ。
通いたい、近所だったら絶対日曜の朝にモーニングをキメに行ってる。
パイナップルトーストめっちゃ気になる!
が、山田風太郎コラボのトーストサンドごちそうセットにしました。


折角だもの。
添えられた説明書きにあったチーズの肉トロは作ってみようか。
プリンも食べたかったが、我慢である。

其のまま姫路駅まで歩いて帰る。

姫路城も行かなきゃだ。お稽古が無ければ行ってた。