社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

紀州怪談

昨夜からグワーッと降ったり落ち着いたり、を繰り返している。
過去に電車止まって移動出来なくなった人がバスに殺到してどえらい渋滞になった事があるので、今回もハラハラしている。
手が空いてきたので早よ帰りたいが、何かしら出入りがあるから帰りづらい。

紀州怪談」(田辺青蛙竹書房怪談文庫)読んだ。

個人的に紀州・・・和歌山といえば友達が住んでたり生まれ育ったりしたとこ。
和歌山の美術館と白浜には行った事がある。
海南市だっけか、山のめっちゃ見晴らしのいいレストランに連れていって頂いた事があった。
海と山、自然が豊かで広々としたイメージがある。
あとは和歌山ラーメン。井出商店行きたいんだよう。
そんなんはどうでもいい。
此の本は、紀州・・・和歌山の怪異を集めると同時に田辺さんのルーツに触れるような怪談集。
民話・言い伝えが多いようだが、令和にも天狗の悪戯の話があるように、今と地続きなんだなと思う。
地震予知に纏わる話や、治水関係の碑が多く、謂れも熱意が籠っているというのも和歌山ならではなんだろうな。
蜜柑の話とか。
蜜柑に顔書いて人形の代わりにして難を除けるおまじないとする、という時に「蜜柑なんだー、流石和歌山」と思った。
茶粥は奈良のイメージがあった、春日大社に頂けるとこあるんだっけか。
あの辺り一帯に茶粥が普及してたのかな。
そういえば淡嶋神社も和歌山なのだった。
TVの怪奇特集で観た事はあるが、予約するとはいえ見学してええんか?と思ったら、「人形は寂しくなると人の目を集めたくなる」のだそうだ。

最後の「竹内さんから聞いた怪談」、へーって読んでいたが、竹内義和か!
元”サイキッカーの端くれ”なので、内心盛り上がった。
和歌山の御出身だったか。
サイキック青年団」の怪談特集程ではなくても、ちょっと怖い。

其の他、気になった話等。

・牛鬼
最後に紹介されている話は怖いというより哀しい。
・牛の首
何処まで語ってくださるのだろうか。
何時の時代にも当てはまる内容なのかもしれないが、令和のアレコレ予言してはったんちゃうかという気がする。
あまりにも物騒じゃん。
とすると牛の首も忙しそうだ・・・。
そういえばくだんもあんまり明るい予言しはらへんよねぇ、確か。
・おくびさん
身分ある方の首だから、厳重に葬らないと”色々”ある、「ある」と考えられたのかな。

どうでもいいニュース:
流石にパンダの怪異は無いか。