社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

うさぎ雲といっしょに

近所の駅に「ツバメのフンに注意」の貼り紙があった。
見上げたら今年もツバメがやってきた模様。
此の春ツバメを見かけない、という話を見かけていたので、ちょっと安心した。

「うさぎ雲といっしょに」(森山標子/KADOKAWA)読んだ。

うさぎ雲と巡る春夏秋冬。
雲、噴水、お花、色んな所からうさぎが現れる。
うさぎが蝶になったり、雪になったり。
月に帰ってしまう・・・のは、そういう方法だったのか。
ツイで見た、「待ち受け画面」「生地屋さん」「うたたね」を改めて本で読めて、見られて嬉しい。
今度海に行ったら、うさぎが跳ねてるか見て来よう。
「マシーン」みたいな洗車機あったら、家人めっちゃ通うと思う。
兎に角、うさぎLOVEが溢れている。
描かれているのはそんな世界だから、うさぎも人間や世界を好きでいてくれてる。
読んでいてすごくほっとする。
(そして読んでほっと出来る、いいなぁって思える位、自分の心は大丈夫なんだな、荒んでないな・・・とも)

あとがきで森山さんが「一生懸命描くあまり、『狭く』なっていく傾向があります。」と書いておられる。
描いたうさぎさんに不自然な事をさせないよう、絵の中であっても良くない植物を一緒に描かないようにしよう、と。
自分が森山さんの作品で好きなとこは、其のバランスの良さである。
うさぎの魅力を自由に思う存分描きつつ、うさぎが人間のエゴで動かされてない、無理してない、そういうバランス。
あと今回、書籍で一気に見ていて森山さんの絵の色も好きだわー、っと気づいた。
ほんのちょっとグレーがかったパステルカラー、可愛いけど可愛い”過ぎ”ない、目や心に入れて落ち着く色味。

どうでもいいニュース:
読んでる時、三月レトロのショップカードをしおりにした。
うさぎ繋がりで、此の儘挟んでおこうと思う。
うさぎ型の琥珀糖が可愛い(そしてお茶に合ってて美味しい)お店である。