社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

人間レコード 夢野久作怪奇暗黒傑作選

最近また注目記事んとこに「白と黒」の感想エントリが上がって来たなー何か動きがあったのか、と思ったら別件でゴタついてるらしい。
ウムウ。
(とツイで呟こうと思ったが面倒そうなので止した)

「人間レコード 夢野久作怪奇暗黒傑作選」(夢野久作/角川文庫)読んだ。

ようこんなん思いつくな
そして、読み易い。
ドグラ・マグラ」はメールでちびちび読むやつ登録してたが、力いっぱい挫折したのだった。
矢張り紙で自分のペースで読まねばならぬ!
・・・閑話休題
暗黒だけどそんなに怪奇ではないような気が。
人の心は暗黒怪奇、とってもおどろおどろしいって事か。
解説によれば探偵作家だったんだな。
探偵というよりゴシック、幻想っぽいイメージがあった。

・人間レコード
スパイ小説的な。
”知らないうちに”人間レコードにされてボロボロになってくんだよな・・・というのがやり切れない。
・衝突心理
元夫と間男がトラックで衝突する話。
暗黒怪奇も引っくり返してよく見ればあっけない。
でも間男と妻が逃げて精神的にぶっ壊れちまったのかなー、と。
・超人鬚野博士
感化院を脱出して色々あって犬を攫ってまァ大変、な話。
無茶苦茶である。無茶苦茶スリリング。
夢野久作と聞いて想像するのはこんな物語かも。