社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

思考の整理学

不調。

「思考の整理学」(外山滋比古ちくま文庫)読んだ。

少し前に読んでいた。“感想書きあぐねた”シリーズの1冊である。
”学”と付くけれど論文ではなくエッセイのような感じ。
学ぶ事、自分の中で熟成させる事、整理する事、忘れる事、書く事、話す事・・・について書かれている。

Ⅲ.の「情報のメタ化」が面白かった。
重要なものを残して其れ以外を廃棄するのではなく、抽象化して思考を整理する。
具体的には、

スクラップする

カードにとる、又はノートをとる
(見出し・出典を忘れずに)

寝させる

メタ・ノートをこしらえる
ノートから移記する

・・・という流れ。
”見出し”を忘れがちなような気がする。
”寝させる”のも大事なんだな。

あと「思考の整理とは、いかにうまく忘れるか」(p.127)なのだそうだ。
時の試練を潜り抜け、忘れても忘れても残るもの、其れが変わらないもの。
個人的には「整理が行われておれば、忘れても忘れてもまた思い出し直せばいいさ」という気はする。

どうでもいいニュース:
という事で”寝させて”みたら力いっぱい忘れていた。
だがきちんと整理出来てなかったのですっぽり抜けてしまっている・・・あかんやん。