社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

目を合わせるということ

最近「ラヴィット!」の「くらしのキッチン便り」が無くて寂しい。
おいでやすこが自体は番組に出てるんだが。

「目を合わせるということ」(モモコグミカンパニー/角川文庫)読んだ。

「GiGS」のインタビュー読んでてエッセイを読んでみたいと思っていたところに文庫化。
「言葉を使う」「書く」が得意な人なんだな、という印象があったんで。

BiSHは個性の塊みたいなイメージだったが、彼女は良くも悪くも”普通の子”やってんな。
(今BiSHのメンバーやれてる時点で”普通”ではないのかもしれないが)
「漠然と人前に出たいと思っている人は誰かに認めてもらいたいと思っているのではないだろうか」「実は自分自身で、自分で自分のことをうまく認められないから、人前に出て他人に自分を移して自分のことを確認しようとする」(p.15)って、成程上手いなぁと思った。
そしてどうしてアイドルになりたいのかを知る為にオーディション会場へ。
会場に居た”自由な大人たち”にとっては、すごく面白い子だったんだろうなぁ。
クソアイドル・・・後の”楽器を持たないパンクバンド”はガムシャラな姿を見せたかった、さらけ出させたかったのだろうか。
読んでいてちょっと思った。
人があがいてる姿も娯楽になるっちゃあなる。

屈折、コンプレックス、引け目抱えてんだな。
抱えたままずーっと頑張っている。
だから輝くのか、アイドルは。

どうでもいいニュース:
そういえば一時期、角川文庫からアーティストエッセイがどばーっと出てたの思い出した。
中坊の小遣いではサエキけんぞうが精一杯だった、他の人のも読みたいのだが電書になってないだろうか。
ソニー出版から出てた文庫も懐かしいな。