社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

兵庫県立美術館へ行こう

相変わらず蒸し暑い、冷房の効いたおうちに居るのが一番良いが座り過ぎてお尻痛くなるのは辛い。
作詞中のマツの真似してセブンイレブンのアイスコーヒーとペットボトルのアイスコーヒー持参で公園に・・・って蒸し暑いからイヤン。
密を避け涼しい場所・・・そうだ、美術館へ行こう。
元元幾つか観たい展覧会があったが、其のうちの幾つかを兵庫県立美術館で観られるのだ。

・・・という事で兵庫県立美術館へ。
阪神三宮駅で発着メロディが聞こえる度に「こ、これが向谷さんの・・・」となる等。
もうちょっと明瞭に聴きたいが、メインは電車だからなぁ。
甲子園のも聴きたい*1っすなぁ・・・人が多そうなので止した。
かえるちゃん元気ない。。。


関西の80年代 Kansai Contemporary Art of the 1980s

写真OKという事で一部。
もっとドカーン!ド派手に行くぜ!な作品が多いのかと思ったが、案外そうでもなかった。



うさぎがいるらしい。
現地では「此処?」状態だったが、改めて写真で見たら直ぐ分かった。

勿論ド派手に行くぜ!な作品もある。


こういうとこに鍵盤の人おるんが嬉しい。

複数の全然違う方の作品が、1つになっているようにも見えた。
後ろの絵には指輪等が塗りこめる、というか貼り付けられている。

こういうのを「関西80年代」で想像していた。

其の他、SFの作中だったら多分能動的に観る人に働きかけてくるんだろうな、時間とか空間とか乗り越えちゃうんだろうな、という作品もあって面白い。
あと耳なし芳一をテーマにしたインスタレーションは本気で迷った。其れも狙いのうちなんでしょうけども。
凄く問いかけられるが、迷いながら「抑も芳一という人は存在したのかい?」と思った。

コレクション展

「リ・フレッシャーズー新収蔵品紹介展」と「没後50年 吉原治良の小宇宙(ミクロコスモス)」。
小磯良平、金山平三も「リ・フレッシャーズ」の方なのかな。
こういう作品を観てると「あゝ美術展を観に来たのだな」という気分になる。
何年も掛けて描かれる風景画というのは、画家の心に沁みる季節・気候になるのを待たれているという事なのだろうか。
風景画は秋冬が良いな。
吉原治良は大きなドーン!とした作品と、小さな素描等。
本描きじゃなさそうな小さな作品が面白かった。
此のアイデア出しみたいな作品が後ろの大作になった・・・のだろうか。
「リ・フレッシャーズ」の新収蔵品紹介展は「リフレイン」「リフレクト」「リフレッシュ」の3つのテーマに沿って、新しく収蔵された作品が紹介されている。
作品自体だけじゃなく、「美術館の為に使って欲しい」と寄付されて「では今迄収蔵出来ていなかった作品を収蔵するのに充てましょう」というのもあるらしい。
凄い。
宝くじで1等当たったら美術館に寄付しようかしらん。
作品はというと塗り重ねたキャンバスに切れ目・剥落入れてまた塗り重ねる・・・という念も塗りこめられているんだろうか?な絵、「TIME」と作家の写真を組み合わせた作品、線を引く動画作品等幅広い。
「リフレイン」の展示が一番好きかもしんない。
作者・作品名忘れたが被災地の「残してください」という看板が下げられた木と瓦礫の写真に描き足して目一杯白木蓮咲かせた作品があって、良かった。
実際の木が今どうしているのかは解らないが、アートとして此の木は生きて花を咲かせ続けているのだ。

みみをすますように 酒井駒子展 As if Listening Komako Sakai

特別展・コレクション展とは別で。
絵本作品の原画展。
木の額・柱等に展示されていて、森の中を巡っていくように観ていく事が出来る。
一部(入ってすぐのコーナーのみ)撮影OKという事で。

デヴィッド・ボウイぽいやん此の子、と思ってしまった。
可愛いのだけど、ただ可愛らしいだけじゃなく胸がぎゅーっと締め付けられたり不安になったり落ち着かなかったり。
シューゲイザーとかLike a Fool Recordで扱ってるCD・レコードとかのジャケットで使われてそう(偏見)な雰囲気のもあった。
ちっちゃい頃に見るとそわそわする、もしかしたら怖怖見ちゃうけど、大人になってもずーっと心の中に居るような絵。
此の展示を観たかったのは、告知記事で「ビロードのうさぎ」を知ったからだった。
泣いちゃう。。。
等と珍しくピュアな気持ちになる。
(後でポストカード爆買い)
こちらはやや密?とちょっと思うくらい人が多かった、観たい人が沢山いらっしゃるのもよく分かる。

ついでにトイレの案内表示。

男子の方は普通だった。

プリン買って帰宅。

*1:今年の入場行進曲かテーマ曲かを向谷さんが発着メロディ用にアレンジされているのだ