社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

オカリナ発表会観てきた

オカンのオカリナ発表会を観て来た。
今迄習っていたのは知っていたが、今回の発表会を最後に辞めるので観に来て欲しい、と。
正直、気が進まなかった。
自分がゴスペル習ってた時、最初で最後の発表会(此の発表会を最後に辞める、というのまで同じ)を誰にも観て貰えなかったし、何なら発表会当日に頭痛でげろんげろんだった所にオカンにボロカス言われて厭な思いしたのだった。
やり返したろかと思った。
でも自分がされて厭だった事をやるのも大人げないし、まぁこういう機会でもないとオカリナの生演奏を観ないだろうし。
自分がして貰って嬉しかった差し入れも用意した。
発表会ライブを観に来てくれた友人がくれた天津甘栗の美味しさは今も忘れない・・・がオカンは食べ物じゃない方が良さそうなので珈琲のドリップパックを。

オカリナの発表会ってどうするんだろう?と思ったら、ピアノや打ち込みのオケを伴奏に演奏するスタイル。
グループだとオケ無しのオカリナだけ、もあった。
曲によって持ち替える方も。なんかかっこいい。
あと先生がサポートに入ったり、前で指揮取ってはったり。
ほんとはデュエットの筈が参加出来なくなってソロ+サポートになった方も・・・此れが新コロ以降の発表会というやつか。
オカリナの音はマイクで拾ってるけど、ワシらがよく観るライブでの管楽器みたいに近い距離からしっかり狙わず、1mくらい離れた所からふんわり拾う感じ。
もうちょっと近くから狙えないんだろうか。
ソロやデュエットだと微妙にオケがでかいし。
「えっ、其処でハイハット開くん」「此の曲そんなノリだったっけイヤン」みたいな感じでオケにツッコミ入れてしまった。
違う、聴きに来たのはオケではなくオカリナである。
Crazy Ken Bandや米津玄師の(厳密には嵐に提供した)曲演ってはる。
クレイジーケンさんは間に合わなくてパンフレットで確認しただけなんだが、聴きたかったなぁ。
オカリナの音はフルートっぽいけどもっと立ち上がりがふわあっとしている。
狙った音程に当てるの難しそう、息の吹き込み具合で変わってくるのかしらん。
やや不安定なのも味がある、でも上手い人はぱちーっと合うから凄い。
オカリナだけのカルテット観たかったなぁ。
バッハのインベンション演るとか・・・音域的に厳しいんだろうか。

凄いなーと思って観てたら、オカンが「あの人上手いやろ」。
確かに上手い。
オカンsays「あの人ご近所の人。ボランティアめっちゃしてはるねん」。
知らんがな。
そういえば演奏前に「老人ホーム等に演奏に行ったりしてる」って紹介されてたな。
オカリナは色んなとこに演奏に行きやすくてよいな。
ちっちゃいrefaceとはいえシンセとギター背負ってついでにエフェクター(言うてもディレイとブースター其其単体)持って移動するのしんどいもん。

さてオカンはというと、グループで参加である。
グループだとオケのでかさは気にならない、オカリナパートの音が増してくるので。
たまに耳にくる。
其の点、オカンのグループは程よいボリュームである。
ぱちーっと音程当たってるし、一瞬「一人で吹いてる?」と思う位バランスも良い、うっかりはみ出しちゃう人も無い。
ええやん。
此処だけの話、今日観たグループの中で一番良かったで。
各グループにバンド名(?)があって、衣装・楽譜のガワもお揃いにしてはって観ていて楽しい。
オカンのグループはお揃いの柄のTシャツの色違い。
色んな色が集まって、一つの音楽を鳴らす、って事かな。かっこええやん。
もし自分がグループでオカリナ吹くとしたら、端っこの大きめオカリナでベースラインや裏メロ吹く担当になるんだろうな、と考える。
小学校の音楽会の合唱で何故か自分だけピアニカ吹く羽目になって、観に来た祖母が「頭おかしくなった」と心配したんだっけな。
人生振り返って、そういう立場になる事が多いような気がする。

で、何故自分が呼ばれたかというと観て欲しいのもあるけど、写真撮って欲しかったからだったらしい。
オトンおるやーん!プチ写真展開いた事あるオトンに美人に撮ってもらえばええやん!と思ったが、多分わんこの御守りなんじゃろな。
いやあ緊張しました。
イベント事の写真頼まれるん初めてなもんで。
人の分まで録音はした事あるけども、写真は無かった。
発表会観に行く親っつうのはこういう気持ちなのか。ひゃー。
1枚で良いと言われたが、失敗したら困るので何枚か撮りたい。
スマホのカメラだとシャッター音がうるさい、かといって今すぐ使えるデジカメは無い。
そういえば今の若者は家族写真撮る時に敢えて動画を撮るそうだ、そんでみんながいい顔してる瞬間のスクショを写真として残すのだとか。
動画だったらポンと一回きりだし、其れで行こう、動画撮って良さげなとこのスクショを後で送ろう。
そして数日前に動画撮りながら写真撮る方法を知ったので、念の為そっちも。
しかし考慮が漏れていた、オカリナ吹く時は殆ど動かない。指は動くけど。
スマホのズームの限界で表情や手元が解る程には寄れなかった。
よって、今自分のスマホのアルバムにはTシャツ姿の女性が譜面台を前にオカリナ構えてるおんなじような写真がてんこ盛りである。

オカン的にはテンポが速かったとか練習みたいに上手く出来なかったとか色々あったようだが、良い演奏だったよ。
此れからも家でぼちぼち吹いてて欲しい、ボケ予防&肺活量維持の為に。

どうでもいいニュース:
オカンのオカリナの伴奏させてくれ、とLINEで頼んだら「無理。」と断られた。悲しい。