社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

いずれすべては海の中に

アイドルが写真集出すのはいいんやけど、音楽ナタリーが「ランジェリーショット公開」って写真をニュースで流すの止めて欲しい。
つか、態態ニュースにすんなよ。

「いずれすべては海の中に」(サラ・ピンスカー/竹書房文庫)読んだ。

表紙めっちゃ綺麗。飾りたいくらい。
でも飾って色褪せするのはやだなー。
ばりばりSFだったりミステリだったり至って真面目だったりトンチキだったり様様な物語が収録されているが、何れも淡い色味な感じ。
あわあわとかなしみのような感情が漂う中に少し希望がひらり、と。
要所要所に音楽が登場する!すばらしいな!
作者はシンガーソングライターでもあるそうだ。
登場する音楽からするとアコースティック系やカントリーの方だったりするのかな?と思ったらパンクもあるので面白い。

面白かった話等。
・一筋に伸びる二車線のハイウェイ
農業青年の最新の義手が道路と繋がった話。
一体何を言ってるんだ?と思われるかもしれないが、実際そういう話なんだから仕方ない。
トンチキなのにほろっとくるぜ。
・彼女の低いハム音
おばあちゃんが亡くなって、お父さんが作った”新しいおばあちゃん”と”わたし”の物語。
なんとなくそうなるだろうな、と解っていてもはらはらする。
読み終わってほっとする。
・オープン・ロードの聖母様
「新しい時代への歌」の元、続きのような話らしい。
聖母様、日本だとハイエースなんだろうな。
配信ライブ的なやつが主流、というか地方のハコ(飲食店)でも流せるよーてな時代でもバンドワゴンで各地を回りながら生でライブばりばりやってるバンドマン達の話。
若いコ達にも引き継がれていくんだろうなぁ魂は、ええ話や・・・で、最後ええーっ!である。

どうでもいいニュース:
やっぱりSFとデヴィッド・ボウイは相性良いみたい。