「瞬殺怪談 罰」(平山夢明ほか/竹書房怪談文庫)読んだ。
フラゲ!文庫のフラゲは久しぶり!
怖いので書影無しです、写真撮ってTwitterに買ったツイしたけど。
怪談というのは”怪”の談なんだな、と。怖いだけじゃない。怪しい話が次次と。
怖いもんは怖いけど。
何故か鈴木呂亜さんの2つ続く話の1つ目飛ばして読みがちだった。
「あれ?」って目次確認したら1つ前にも。
ほんのり怖い(其れは無理があるぞ)。
「どっちだろう」「おまえだよ」「どっち」ってタイトルでツッコミ入れてくるスタイルええな。
楽しい。怪談なのに。
何方がお書きになったのだろう?と考えながら読むのも面白い。
つくねさんが単著よりマイルドな話をされてるような気がする。
ワッシュさんはシンプル&どストレートだな。
リモート呑みで解った怪異、マスク怪談等、ご時勢もあって世相を反映しまくりである。
(ていうか怪異だって口元覆うというのに一部のアホンダラときたら)
印象に残った話等。
・古い電話
心温まる、というか切なくなる、いい話系。
・コンタクト
眼鏡が本体、てなネタもあるくらいなので、化けて出てきてもおかしくはないのだろう。
・ねずみ歌舞伎
後継者不足は人間だけではないのだな・・・。
・布団の飛距離
試してみるんかーい!と思ったが、尚更小人すげえなあって思う。
お布団投げるんでしょ?
・はこ屋
駄菓子屋のお祖母さんすごーい!
と思ったんだが、”本業”のカムフラージュで駄菓子屋してはったってこと?
・屋敷霊
そっちが出るのか!
・三味線が聞こえる
粋な怪異である。ちょっと怖いけど。
・まぼろしの来客
霊も怪談語りにきはるんやろか。
どうでもいいニュース:
河原で拾った石の話ありましたけど、ちょいと前に自分と割と近いとこでも聞いた。
よく聞く話だけど、実際にあるんやなぁ、とちょっとびつくり。
其の人は返してこれたそうである。